きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

42年ぶりの三冠制覇に挑んだキャメロットが敗れました。この“トリプルクラウン・ショック”が激震を走らせています。

ずっと1番人気に支持されてきた凱旋門賞ブックメーカー各社のエントリーシートからキャメロットの名前が消えてしまいました。デインドリーム、オルフェーヴル、ナサニエル、スノーフェアリー、日本ファンにもおなじみの顔ぶれが上位を形成しています。最終的には今夜のフォア賞、ニエル賞、ヴェルメイユ賞のトライアル3レースの結果次第なのでしょうが、オルフェーヴルにはしっかり勝って本番へ臨んでほしいですね。

さて、明日のメイン・セントライト記念は菊トライアル、でも本番との繋がりはあまり感じられません。ここを使って本番を制したは10年以上さかのぼって、01年の4着マンハッタンカフェ、92年の2着ライスシャワー、91年の3着レオダーバン、85年の5着ミホシンザンなどがいますが、勝って菊も制覇となると84年のシンボリルドルフが最後です。中山2200mと京都3000mはまったく別のレースなのでしょう。

今年はディープインパクト産駒が大挙7頭も出走してきます。実績はダービー鼻差2着のステイゴールド産駒フェノーメノですが、中山は2戦してともに掲示板を外しておりちょっと疑問符も。なら8カ月休養後の久々でも京成杯のレースぶりが際立っていたベストディールの中山マイスターの片鱗に期待する手があるかも。この馬、無事なら相当に強いと思っています。ゴールドシップを皐月賞に勝たせた“中山の魔術師”内田博幸騎手とのコンビも頼もしく感じられますね。

×