きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそ中山へ。

サラブレッドの強さの指標のひとつにレイティングがあります。さまざまな機関やマスコミがレイティングを実施していますが、現在、国際競馬統括機関連盟(IFHA)から発表されている「ワールドサラブレッドランキング」が国際標準となっています。

そのIFHAのことし4月1日から10月3日までのランキングで、凱旋門賞2着のナカヤマフェスタが高い評価を受けました。

1位はキングジョージを歴史的な大差で勝ったハービンジャー。135ポンドは昨年のシーザスターズの136ポンドに次ぐもので、ブッチギリに点が高くなる傾向を割引しても、この期間の文句のないチャンピオンホースです。

2位グループに凱旋門賞と英ダービーを勝ったワークフォース、マイル部門で女傑ゴルディコヴァを撃破したマクフィ、ダート部門でアメリカのクオリティロードが128ポンドでランクインしています。

そして127ポンドの3位グループは、マイル部門のカンフォードクリフス、愛ダービー馬ケープブランコに並んでナカヤマフェスタがあげられています。これほど高い評価は2006年のディープインパクト以来だそうです。

日本調教馬でランクインしているのはナカヤマフェスタだけとちょっと寂しいのですが、日本はこれからが秋のG1シリーズ、ブリーダーズCや香港の年末シリーズ挑戦の日本馬もいます。年間ランキングにはもっと頭数が増えることになるのでしょう。頑張ってほしいものです。

東京&京都開催初日のきょう、重賞レースはありませんが、本番を迎えた秋競馬をたっぷりとお楽しみください。お時間が許せば、ぜひ競馬場へお出かけください。

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