きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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凱旋門賞へ出走を予定していた昨年の覇者デインドリームが出走を回避することになったようです。調整を進めていたドイツのケルン競馬場で、馬伝染性貧血に感染した馬がいることが判明。デインドリーム自身は感染をまぬがれたものの、半径1.5キロ以内の馬の移動が3カ月間禁止となり出走取消の手続きを行ったようです。

デインドリームは、牝馬として初めて凱旋門賞、キングジョージ6世&QESの両レースを制覇し、凱旋門賞連覇の期待が寄せられていました。当初の予定では、凱旋門賞からジャパンカップに向かい、その後、社台ファームで繁殖入りのプランでした。このまま引退との話もありとても残念ですが、デインドリームが無事日本に来ることを願うばかりです。

ライバルが回避したことで、大手ブックメーカーのオッズはオルフェーヴルが単独の1番人気となりました。スピードシンボリが日本馬として初めて凱旋門賞へ出走してから43年あまり。父ステイゴールド×母父メジロマックイーン、さらにはパーソロン、ヒンドスタン、メジロアサマ、シエリル、ノーザンテースト、そしてサンデーサイレンスと先駆者たちの血を背にしたオルフェーヴルへ、期待はさらに高まります。

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