きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週末、アイルランドのダンダーク競馬場で行われた一般戦で日本から移籍していたシャドウゲイトが勝ちました。おなじみの児玉敬厩舎に所属し、当地デビュー戦でした。

『ライト・アップ・ユア・ナイト』(あなたの夜を照らす)と名付けられたレースは格的には準重賞ですらないのですが、2着に入ったアーネストヘミングウェーという馬は、クールモア軍団のペースメーカーとして凱旋門賞に出ています。

フランケルの最良の相棒で全兄のビュレットトレインがG3を勝っているようにそれなりの実力がないと、大レースでのペースメーカーは勤まりません。3着のバンナボーチェもG3では入着を繰り返しており、一般戦としては、かなりのレベルだったと推測されます。

思えばシンガポール国際航空Cを勝った国際G1ホースです。これくらいの仕事は当然といえば当然なのでしょうが、今年10歳という年齢を考えれば頭が下がります。ヨーロッパはそろそろ平地シーズンが閉幕し、障害レースの季節に入ります。復活したシャドウゲイトがどんな道を歩むのか、海のこちらから熱い視線を注いでいきたいと思います。

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