きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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スワンSは日本馬でフランケルの唯一の戦友グランプリボスが内田騎手の鞭に応えて渾身の抜け出しを見せ鮮やかな復活劇、ロイヤルアスコットから始まった 連敗にピリオドを打ちました。

さて、今日の東京はクリストフ・スミヨン騎手が注目されます。この後はフランスに一時帰国して騎乗契約を済ませ、11月17日の週から再来日のスケジュールになっています。今日一日だけの特別スポット参戦という格好ですね。もちろんトーセンジョーダンの連覇をアシストするためですが、騎乗する8鞍はいずれ劣らぬ強力ラインナップです。

4R新馬戦2000mはソロルへの騎乗が決まっています。祖母にニキーヤの名がありゴールドアリュール、ニルヴァーナ、ゴールスキー兄弟の甥になります。同馬主でメンディバザル騎乗のアイズオンリーが強敵です。母アイランドファッションは米G1を3勝している一流牝馬、祖母ダンジグズファッションも重賞勝ち馬です。今年のネオユニヴァースは一味違います。注目でしょう。

7Rの500万級平場2000mのシャドウパーティーが特注。曽祖母パークエクスプレスは活力のある血を伝えています。日本で走ったシンコウフォレストの母として有名ですが、シンコウの半弟ニューアプローチは英ダービー馬となり、種牡馬として今年のヨーロッパ2歳チャンピオンとなった6戦6勝のドーンアプローチを初年度から輩出しています。シンコウの全妹アリュリングパークは今年の英オークス馬ワズの母となっています。スミヨン・マジックが世界的良血を目覚めさせるでしょうか。

強敵揃いの天皇賞秋はトーセンジョーダンに。もちろんこの馬のためにスポット参戦したのですから、陣営としても半端な仕上げはできないでしょう。もともと蹄の弱い馬で出たとこ勝負のタイプですね。これで負けたら仕方がない心身で臨んでくるはずです。

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