きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

先週のキーンランド競馬場のファーストレディS(芝1マイル)をプロヴィソという馬が快勝しました。これでG1を4連勝と素晴らしい勢いを見せています。

昨年はフランスで走り一息足りないレースを繰り返していました。ところが秋にアメリカに移籍すると水を得た魚、別馬のように走りはじめたから競馬は分かりません。

現在のところ、ブリーダーズCはフィリー&メアターフとBCマイルの両にらみのようですが、出てくればレッドディザイアの強敵になりそうです。

今年の最強馬ハービンジャーを出したダンシリが父ですが、母の父がミスタープロスペクター系のウッドマンで血統的にはあまり長い距離には向かないと思えます。

実績的にも全6勝中5勝をマイル以下であげており、本来ならBCマイルに向うところなのでしょうが、こちらのカテゴリーは女傑ゴルディコヴァを筆頭にジオポンティ、リップヴァンウィンクル、パコボーイと歴戦の雄が待ち受けています。

といってフィリー&メアターフが手薄だというわけではなく、単勝オッズ1倍で2連覇を狙うミッディ、仏G1戦線の常連スタセリタ、レッドディザイアと非常に層が厚い陣容になっています。

前門のトラ後門のオオカミといった感じでなんとも悩ましい限りですね。これというのもさすがブリーダーズC、そのレベルの高さゆえでしょう。

日本の競馬もG1シーズン到来で盛り上がってきましたが、海の向こうの競馬もたっぷり楽しみたい今年の秋です。

×