きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ジャパンCの前々日発売はオルフェーヴルが2.2倍で1番人気。大外枠でなかったら1倍台だったかもしれません。それに対して外国馬勢はソレミア18.6倍が最高と低評価。

彼女の凱旋門賞の勝ち時計は2分37秒68でした。最近の東京2400mで見ると09年ダービーのロジユニヴァースが泥田のような極悪馬場を2分33秒7で勝っています。これほどでなくても昨年のオルフェーヴル自身の2分30秒5、そんな時計のかかるレースにならないと勝ち負けは?

3200mのメルボルンC経由で来日した馬が3頭います。今年の同レースは上がりが34秒07と例年より2秒以上も早く後方から追い込んだ馬には厳しい展開になりました。5着マウントアトス、8着レッドカドーなどは見直す手かも?

再先着3着のジャッカルベリーは『ベストパフォーマンス』とオドノヒュー騎手が賞賛するように内をすくってのものでした。いずれ劣らぬステイヤー揃いで距離が足りない感じです。3着以内の馬券圏内ならムーア騎手のマウントアトス、実績的にG1善戦マンのレッドカドーを抑える手でしょうか。

3歳はフェノーメノとジェンティルドンナが参戦します。欧米では今年の3歳勢は悲惨な結果に終わっています。アメリカでは三冠レースの1、2着馬がすべてリタイア、ブリーダーズCに顔を見せることも叶いませんでした。ヨーロッパでもニジンスキー以来42年ぶりの三冠に挑んだキャメロットがセントレジャーで敗れ凱旋門賞も7着に敗退、新星が現れることもなく古馬の軍門に下っています。

世界的な低レベルが囁かれる中で日本の3歳勢は健闘しています。古馬混合の重賞レースでここまで6勝を上げ、例年と比較しても決して低いレベルではありません。とくにダービーを上回る時計でオークスを制したジェンティルドンナの53キロは魅力的に映りますね。

明日は日本の古馬勢を眺めて見たいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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