きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週日曜の香港シャティン競馬場、4つのG1レースを1日で行う香港国際競走に日本馬5頭が参戦します。

スプリントにはカレンチャンとロードカナロア。現時点で文句なしに日本のトップを争う両騎です。とは言え、相手も相当に強いですね。

地元の期待を背負うのは連覇を狙うラッキーナイン。日本遠征ではイマイチの結果に終わっていますが、ホームに戻れば別馬です。軽くは扱えません。スプリント王国オーストラリアの新星シーサイレンはキャリアこそ浅いのですが既にG1を3勝している実力馬です。あっさりと勝たれて不思議はないでしょうね。

カレンチャンは輸送のアクシデントや直線で前が塞がる不利のあった昨年が小差の5着。その実力は国際レベルにあると考えて良いでしょう。成長著しいロードカナロアの一発にも期待したいですね。

マイルにはサダムパテックとグランプリボス、マイルチャンピオンシップの1、2着馬が挑みます。地元勢はグロリアスデイズが一番手でしょうか。安田記念で大敗していますが、それ以外はオール連対、ラッキーナイン同様に見直しが必要なようです。叩かれて調子を上げているアンビシャスドラゴンも怖いです。

欧州勢ではサンチャリオットSの勝ち馬シヨウマ、出走馬中唯一の牝馬で斤量差を生かしたいところです。マスターオブハウンドはエイシンアポロンの半弟という血統。キングマンボに母父サドラーズウェルズの配合で底力勝負になれば出番があるかもしれません。

もちろん日本馬に期待をかけているのですが、一筋縄ではいかないような気がしてなりません。明日はジャガーメイルが出走する香港ヴァーズ、最高賞金レースの香港カップの話題をお届けします。

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