きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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29日に大井競馬場では、ダート競走年末の総決算、国際G1の東京大賞典が行われます。

ゴールドアリュール、スターキングマン、アジュディミツオー、ブルーコンコルド、ヴァーミリアン、カネヒキリ、サクセスブロッケン、スマートファルコンと過去10年の歴代の優勝馬を並べてみてもダート界の歴史を築いた錚々たる顔ぶれです。

今年は地方の雄、船橋所属の8歳馬・フリオーソがこのレースを最後に引退となります。フリオーソは2006年にデビュー。3歳時には2度中央の芝・クラシック路線にチャレンジし、その後は南関東のクラシックへ路線を切り替えます。中央ではウオッカが64年ぶり牝馬としてダービーを制覇した年でもありました。

その後ジャパンダートダービーをレコードで制したフリオーソは、中央競馬の名だたる名馬と互角に渡り合い6年連続ダートグレードレース制覇、交流G1 6勝、2着11回と記録を残します。東京大賞典へは過去4度出走。強力なライバルを前に、あと一歩のレースが続けてきました。

今年はワンダーアキュート、ローマンレジェンド、エスポワールシチー、トランセンド、ハタノヴァンクール、ナムラタイタンが中央からは出走します。

ラストランとなる東京大賞典でフリオーソは、どのようなレースを魅せてくれるのでしょうか。歴代の名馬とともに東京大賞典の歴史にその名を刻んでください。

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