きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

少し残念なお知らせですが、昨日付けでルーラーシップが引退となりました。

2009年のデビュー勝ち以来、20戦8勝(うち海外1勝)。父キングカメハメハ・母エアグルーヴと超良血馬として一線級の競走馬たちを相手に出走しても、ファンから大きな支持を受け、常に話題の中心にいました。

デビューから7戦目にして鳴尾記念に優勝すると日経新春杯や金鯱賞、AJCC杯を優勝し、古馬となって秘めたる才能を開花させ始めていました。

一番の転機は今年4月に香港で行われたクイーンエリザベスCでしょうか。国内では達成できなかった念願G1のタイトルを海外の地で得ることができたのです。

本格化したルーラーシップの2012年の競走成績は、7戦2勝(2着1回、3着4回)と安定した走りを見せてくれました。

今後は北海道の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定で、超良血馬のうえ、サンデーサイレンス系産駒の牝馬とも交配できることから、種牡馬としての活躍が大いに期待されますね。

ルーラーシップが成し得られなかった国内G1を2年後の子供たちに託し、それまで楽しみにしていましょう。

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