きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2010.10.18

ようこそいらっしゃいませ。

先日お伝えしたニューマーケット競馬場の2歳チャンピオン決定戦・デューハーストSですが、“怪物”フランケルがあっさりと勝ってくれました。2馬身半の着差以上の強さだったようです。

ダンシングブレーヴのオーナーとして有名な大馬主、サウジアラビア王族のカリド・アヴドゥーラ氏の所有馬でヘンリー・セシル調教師の管理馬です。セシル師はイギリスを代表する名トレーナーで最近でもBCフィリーズ&メアターフの大本命ミッディ、この日に行われた英チャンピオンSを快勝したトゥワイスオーヴァーなど絶好調ぶりを発揮しています。

フランケル、これで4戦4勝と無敗街道を一直線に走っています。デューハーストSは7ハロン戦で、これまでマイルまでの経験しかありませんが、父がガリレオ、母の父がデインヒルという世界血統、祖母の父に凱旋門賞馬のレインボウクエストがいます。距離が延びてもパフォーマンスが低下することはないでしょう。

デューハーストSは1875年創設の歴史と伝統を誇り、最近では一昨年の英ダービー馬ニューアプローチ、マイル路線へ進んでG1を7連勝したロックオブジブラルタル、さかのぼればニジンスキーやミルリーフ、さらにハイペリオンまでが歴代勝ち馬に名を連ねています。“怪物”フランケルが歴史的名馬の域まで迫れるか、気の早い話ですが、来シーズンが楽しみでなりません。

一方、同じく無敗馬として2番人気に支持されたドリームアヘッド、3番人気のサーミッドは、それぞれブービーとドン尻。“怪物”に勝負を挑んだ結果なのでしょうが、競馬とはつくずく難しいものだと思います。