きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨日、ヨーロッパで調教されたミスタープロスペクター系の馬はなぜかオールウェザーに適性がありそうだと書きましたが、ドバイワールドCの前哨戦マクトゥームチャレンジR3をこの条件を満たすトワイスオーヴァーが勝ちました。

父系の3代前にミスタープロスペクターがおり、母の父カーリアン、祖母の父ブラッシンググルームという血統です。見た目にはアメリカ血統とヨーロッパ血脈の結晶みたいですが、父オブザーヴァトリー、祖父ディスタントヴューはともに英マイルG1を勝つなどヨーロッパ色の強い血筋です。ヨーロッパに根づいたミスプロ系といっていいのでしょう。

昨年はぶっつけでワールドCに臨み10着と惨敗しましたが、今年は英チャンピオンS連覇馬の面目にかけて本気のようです。ブエナビスタ、ヴィクトワールピサには強敵現るですね。

2着はスミヨン騎乗の地元馬ムシール、昨年のUAE二冠馬です。3着のジターノエルナンドはヨーロッパのオールウェザーで5戦5勝と実績のある馬ですがメイダンは一息のようです。昨年のワールドCも6着でした。上積みはあるのでしょうか。

さて、もう旧聞に属しますがトランセンドも出走します。ブックメーカー筋では早くから注目されていて、ブエナビスタと同等の評価を受けていた馬です。日本ダート界のチャンピオンと見られいるんでしょうね。あと3週間ほど、楽しみがどんどん膨らみます。

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