きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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G1シーズンが始まったばかりだというのに、今年の年度代表馬は決まり、なんて声も聞こえてきます。ドバイワールドC快勝のヴィクトワールピサのことです。日本馬が世界チャンピオンになったのは初めてのことですから、競馬の殿堂入りを考えてあげてもいいのでしょう。それくらい価値のある勝利だったと思います。

いろいろと異論のある方もいらっしゃるでしょうが、価値は価値として認めてあげないと伝統として蓄積されない、歴史になっていかないと思うからです。

でも年度代表馬が決まりとうのはどうなんでしょうか?ヴィクトワールピサの同期生はあまりに強すぎるからです。

ローズキングダムは新馬戦でピサを打ち負かした馬です。のみならず、ダービー、ジャパンCとことごとく先着し、負けたのはピサ大得意の中山コース(皐月賞)だけ。まだ勝負付けが終わったなんて思っていないでしょう。

ペルーサも天皇賞・秋で見せた鬼脚は極上でした。いささかチグハグな昨秋でしたが、歯車がカッチリ噛み合うようになれば、とんでもない成長の余地を残している今シーズンだと思います。

トゥザグローリーもメキメキ強くなっていますね。マイルチャンピオンシップを使ったり迷走気味の昨秋はどうなることかと心配していたのですが、さすが良血馬らしく見事に立ち直ってきました。

この3頭に加え、世代の菊花賞馬ビッグウィークも参戦予定の今週土曜・日経賞は超G2レースになりそうです。翌日の大阪杯も面白いメンバーが揃っています。関東圏のファンもそろそろ馬券を買いたいですね。1枚の馬券を握りしめてこそ競馬という方も少なくないでしょう。ウインズの再開を検討してもいい時期じゃないでしょうか。

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