きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

一昨日の《NAKAYAMA-Post》になりますが、当協会長でもある西川賢さんが先日の高松宮記念で愛馬ウエスタンビーナス号を不幸にも失った悲しみとこれまでのファンの熱心な声援への謝辞を述べています。西川さんのお人柄が伝わるとても良いメッセージです。まだお読みになっていなかったらご一読ください。

こうしたオーナーさんの本音の心情をお届けするのも当サイトの大事な仕事だと考えています。ホースマン同士、そしてファンの方々が何かの形で繋がることが競馬の健全な発展に欠かせないと思っているからです。

ウエスタンビーナスは西川さんのオーナーブリーディングホースで2003年生まれですから今年で8歳でした。ボストンハーバーの産駒は新潟2歳Sのダイワバンディットとか、クイーンCのイクスキューズとか早熟の仔が多いのですが、ビーナスは走り続けて52戦、7歳の昨年も函館のUHB杯、福島のバーデンバーデンCとオープン特別を2勝しています。重賞には恵まれませんでしたが、ボストンハーバーの稼ぎ頭です。

ケレン味のない先行力でハラハラドキドキさせる個性派中の個性派、一発の魅力で穴党にはとても人気のある馬でした。自分なりのスタイルを守ってオープンまで登りつめ、G1にも桜花賞を含め4度も出走しています。サラブレッドに生まれ、立派な一生でした。ご冥福をお祈りいたします。

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