きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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アメリカ・クラシック開幕戦であるケンタッキーオークスはプラムプリティという人気薄の馬が先行策から早め先頭で、内から追い込んだセントジョーンズリヴァーをクビ抑えました。ちなみに2着馬の鞍上は22歳の若手女性ジョッキーでG1初騎乗のロージー・ナプラヴニク騎手でした。ビッグレースで新人が台頭する北米騎手界の層の厚さはさすが。

当欄でご紹介した音楽プロデューサーでゼニヤッタオーナーのジェリー・モスさんの愛馬ザズは大外を伸びて3着だったようです。勝ち馬とはこれまで2度対戦して先着されたことがありません。大一番で逃げ込みを許すとはロザリオ騎手も納得がいかない?展開や位置どりもあったでしょうが、まぁ、これが競馬でしょう。モスさんにはこれからも楽しい馬名の馬を送り込んでほしいですね。

プラムプリティは北米におけるサドラーズウェルズ系として奮闘中のメダグリアドーロ産駒でこの血統のケンタッキーオークス制覇は一昨年のレイチェルアレクサンドラに続く2勝目となります。

サドラーズウェルズの血は本領である中長距離はもちろん、先日の2000ギニーを圧勝したフランケル(父ガリレオ)のような歴史的にも傑出したマイラーを出すかと思えば、ダートでも力のあるところを見せるなど代を重ねるにつれて多様多彩な可能性を示しはじめています。そのうちダメだと言われた日本でも超大物が出たりして……。

さて、ケンタッキーダービーですが、こちらもアニマルキングダムという伏兵馬が勝ったみたいです。芝とAWを使われてきてダートは初めてだったとか。詳しくは明日お届けします。どうぞよろしくお願いします。

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