きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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交流重賞のジレンマと言ったら良いのでしょうか。実力差が明らかなのに定量制が基本でレースにならない、そんなケースもまま出現します。逆にハンデ戦にすれば強い馬が出られなくなってしまう、賞金別定戦も中央と地方の賞金格差がありすぎて難しい、面白い競馬を提供する側の悩みは尽きません。

さて、明日水曜は交流G3の《さきたま杯》が行われます。浦和競馬場の1400mに12頭が集まりました。当初はスマートファルコンが3連覇を狙って登録していましたが、結局、帝王賞に直行するようで回避しました。実力差の少ないメンバーで激戦模様になりましたね。

武豊騎手のラヴェリータが人気の中心なんでしょうか。交流では牝馬限定御用達みたいなイメージもあったのですが、前走のG1かしわ記念で強豪フリオーソの2着に健闘して、このメンバー相手なら実績上位の見たてなんでしょうね。

ダイショウジェット、セレスハントなどJRA勢が続くのでしょうが、地方勢も今回は差のない競馬ができそうなムードです。笠松のラブミーチャンはなかなか調子が上がってきません。でも1400mはぎりぎりの守備範囲でしょうから、渾身の逃げを打ってファンをハラハラドキドキさせてください。

大井の老雄フジノウェーブは9歳でも元気いっぱいです。展開に左右されるのは仕方がないのですが、短距離の差し馬の持ち味が生きれば面白いところでしょうか。JRA勢では最近はとにかく絶不調のスーニですが、先手を取って一変、なんてことはないでしょうか。

久しぶりに馬券の面白さが味わえそうなさきたま杯です。よろしければ浦和競馬場へお出かけください。

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