きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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イギリス遠征中のグランプリボスですが、ニューマーケットの調教場で元気にやっているようです。2週間後の14日に開幕するロイヤルアスコット初日のセントジェームズパレスS(1600m・G1)が目標です。ヨーロッパの3歳牡馬マイルチャンピオン決定戦ですね。この後、古馬混合の英サセックスS、仏ジャックルマロワ賞で頂点を競うレースが待っています。

もっぱら怪物フランケルの独り舞台という評判なのですが、もう何度もお話ししたように英2000ギニーでの6馬身ぶっちぎりの圧倒的なパフォーマンスは語り草です。ということで同じ路戦を歩んできた馬たちは早々と白旗を掲げて、ほとんどが出走回避してしまうようです。

出走に意欲的なのは、休み明けの仏2000ギニーこそ5着でしたが、2歳時は5戦5勝の実績を残しているウートンバセット、仏2000ギニー馬のティンホースは3-2-2-0と経験豊富です。独2000ギニーを勝ったエクセレブレーションも力が入っています。ここに混じって朝日杯フューチュリティS、NHKマイルCと日本の3歳マイル王グランプリボスが挑戦するわけです。

英愛の王道の真ん中を闊歩するフランケルに仏独日の別路線連合軍が挑む今回のセントジェームズパレスS、走ってみないと分からないというのが本音です。でも、サクラバクシンオーの仔で世界の大舞台に上がる、そのことがとても嬉しく思えます。少頭数のガチンコ勝負、悔いのない戦いをしてください。

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