きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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リアルインパクトが安田記念を快勝しました。3歳馬の優勝は実にスウヰイスー以来59年ぶりだそうです。スウヰイスーは女優の高峰美枝子さんの愛馬として、戦後間もない時代に競馬の人気を高めてくれた馬でした。中央と地方で62戦29勝、安田記念2連覇やオークスに勝ち、菊花賞にも2着したほどの女傑でした。

中央競馬が存続の危機に瀕していた頃、その苦境を救うように現れたスウヰイスー、JRAが長年の長期低迷傾向に悩み、震災の影響に苦しむ現在、人気者ディープインパクト産駒の快挙はなんだか重なるものがあるような気がします。

今回の安田記念は今年行われたG1レースで初めて売上、入場人員とも前年を上回ったそうです。これを機に競馬人気復興となれば嬉しいのですが。

リアルインパクトは母の父がメドウレイクの血統ですが、メドウレイク自身が3戦3勝で引退しています。産駒にはBCジュベナイルフィリーズを含めてデビュー9連勝を飾ったメドウスターが代表格ですが、日本では3連勝で京王杯2歳Sを制したシベリアンメドウがいます。

どちらかいえば早期に完成を迎えるタイプでしょうか。この完成度の高さが古馬相手に互角以上の競馬をさせたのでしょう。父ディープインパクトの成長力豊かな血が、今後どんな影響を及ぼすのか注目しておきたいと思います。

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