きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

大震災から今日で3ヶ月が立ちました。傷跡はまだ癒えません。復興への戦いはこれからなのでしょう。何をせねばならぬのか、競馬に何ができるか、いっそう真摯に取り組んでいかねばならないと思います。

さて明日のエプソムCでハンソデバンドが久しぶりに帰って来ます。“強い4歳世代”の一角で東京1800mの共同通信杯ではダノンシャンティ、アリゼオに競り勝っています。持ち前の勝負強さが非常に印象的なレースでした。

馬名は、寒い冬場でも半袖のユニホームで熱血プレーを見せるセレッソ大阪の播戸竜二選手に感心した渡邊隆オーナーの命名で、香港風に漢字で書けば《半袖播戸》となります。よほどサッカー好きらしくオフサイドトラップとか、そのものずばりのワールドカップなんて馬も所有していました。

渡邊さんはエルコンドルパサーを世に送ったホースマンです。ご存じのようにキングマンボ×サドラーズウェルズという黄金の方程式を発明して世界に広めました。

英愛2000ギニー、セントジュエームズパレスS、サセックスSなどG1を4勝のヘンリーザナヴィゲーター、仏1000ギニー&オークス、アスタルテ賞、マルセルブサック賞などG1を5勝した牝馬のディヴァインプロモーションなどがこの配合をならって大成功しています。

さてハンソデバンドは、祖母が快速血統ウッドマンの半妹、母は種牡馬ニューイングランドの半妹となにげに良血馬です。超久々は楽ではないでしょうがガッツを見せてくれるでしょう。

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