きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

夏の中山開催、いかがでしょうか。今回はなにしろ急なことですから、重賞レースなど番組編成面で多少の違和感もあるのですが、フレッシュな新馬戦が見られるのは何よりのご馳走です。馬主さんも遠い函館、小倉ではなく地元で愛馬のデビューを見届けられるのはありがたいですね。

当協会の西川賢会長の提言を先週の当サイトNAKAYAMAーPostが紹介しています。《夏の最初の開催を中山にしては》というものです。その理由のひとつとして西川会長は《東西の輸送時間を平等に保つ》ことを上げています。例年ですと、夏競馬は阪神、福島、函館ではじまり、小倉、新潟、函館もしくは札幌へリレーされていきます。ちょっと栗東所属馬に有利な距離感に思えたりします。

さらに夏の中山開催のメリットとして《売上面で貢献できる》のも重要なポイントでしょう。やはり首都圏の購買力には大きなものがあります。身近な場所で開催される方が馬券検討にも熱が入るのは当然です。

JRAは被災地支援に巨額の義援金を贈っています。立派なことですが、これも売上があってこその話です。復興にはこの先、5年、10年と大変な時間がかかりそうです。継続的に支援を行なっていかなければなりません。そのためにも売上増大をあらゆる面から考えなければなりません。ホースマンの知恵の絞りどころかもしれません。

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