きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

日曜の“直千”の韋駄天比べアイビスサマーダッシュは牝馬のエーシンヴァーゴウが勝ちました。これで7年連続して牝馬が優勝を飾ったことになります。牝馬が強いレースというより、牡馬陣は情けないことに第2回と第4回の覇者カルストンライトオしか勝っていません。

カルストンライトオはご承知のようにスプリンターズSを勝った稀代のスピードランナーでした。つまりG1ウイナー級の底力がないと牡馬は勝てないのでしょうか。条件級であれば一枚上の実力が必要なのかも。夏場であるとか、平坦で牝馬特有のスピードが生きやすいとか、理由はいろいろでしょうが、今後も毎日“直千”レースが組まれています。直千の牝馬恐るべし、この教訓を忘れないようにしましょうか。

それにしてもエーシンヴァーゴウは強い競馬をしました。上がり31秒8はたぶんレースレコードではないでしょうか。当協会員で馬主の栄進堂さん、おめでとうございます。父ファルブラヴ、母の父サンダーガルチの血統ですが、ファルブラヴは自身はジャパンC勝ちがあるように中長距離で真価を発揮したサラブレッドですが、昨年のサマースプリント女王ワンカラットを輩出しているように気が勝ったタイプが多いせいでしょうか、産駒は短距離で持ち味を出すタイプが多いようです。夏場のファルブラヴ恐るべし、これも格言に加えておきましょう。

×