きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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父シアトルスルー、母父セクレタリアトともに米三冠馬、アメリカの誇りを集めたような血統で大変な人気を集めていたアメリカの大種牡馬エーピーインディが惜しまれながら繁殖生活に別れを告げたのは今年の春でした。

そこで風雲急を告げたのが後継争いいうことになります。エーピーインディと同じレーンズエンドファームに繋養されたマインシャフトが大きな期待を集めていましたが、カジノドライヴを出したくらいでパッとしませんでした。

ところが父が衰えを見せはじめた昨年あたりからG1馬を排出、今年は先日のCCAオークスを制して牝馬三冠に王手をかけたイッツトリッキーを出して種牡馬能力の高さを証明しつつあります。ことし種牡馬入りしたカジノドライヴにも期待したいですね。

ゼニヤッタのお相手を勤めたバーナーディニも有力な後継候補です。ちょっと地味なのですがステーヴンゴットイーヴンもなかなかです。米2歳チャンピオンのスティーヴィーワンダーボーイを出し、日本ではコスモファントムが大活躍しています。

戦闘機の名を頂戴したコスモファントムですが、砂芝兼用、晴雨兼用、どこへでも飛んでくるのが大きな魅力です。大敗したのはダービー、天皇賞・秋、フェブラリーS、すべてG1レース、G2までなら実に手堅く大崩れしません。父のスティーヴンゴットイーヴンも似たような戦績を残しています。崩れたのはケンタッキーダービーの14着だけで他はG1でも掲示板を外さない堅実さを誇っていました。

前走・七夕賞は久々が敗因でしょう。力負けはないはず、今度はオールラウンド戦闘機が発進するかもしれません。

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