きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨年のサマー2000の覇者がここに狙いを定めて戦列復帰します。ナリタクリスタルは昨年のこのレースを4着にまとめ、続く新潟記念を勝ってボーナス5000万円をゲットしました。今年も同様のローテーションでシリーズ連覇を誓っています。

ただ今年は七夕賞を勝って既に10ポイントを獲得している上に小倉を自分の庭のようにしている夏女イタリアンレッドがいます。小倉から新潟を連勝するくらいの気構えが必要でしょう。

57.5キロとコスモファントムとともにトップハンデを課されました。重賞2勝の実績からいえば当然とも思えます。前走で重賞初勝利を飾ったイタリアンレッドが55キロをもらい、石坂正調教師はオカンムリのようです。セックスアローワンスを考えれば54キロだろうという不満です。

ハンデキャップはゴール前で全馬横一線がコンセプトですから、実績ばかりが基準になるわけではありません。夏に強いことや小倉が得意なことまで含めて、前走の勝ちっぷりの鮮やかさも加味されての55キロなのでしょう。

うーん、どうなんでしょうか?それならそれでハンデの根拠を公表すべきかもしれません。予想行為に限りなく近くなりますから微妙は微妙なんですが。ハンデの根拠が実際のレースでくつがえされ続けたら、ハンデキャッパーの威信にもかかわりますしね。

そういうリスクをあえて取っても、イタリアンレッドがここで勝ったらサマーチャンピオンは決まり、サマー2000シリーズを最後まで盛り上げるために優位に立つ馬に酷量を課したなんて無責任な推測を呼ぶよりは、よほど公正で透明で気持ちが良いと思うのですが。

審議の採決の問題とか、今回のハンデ問題とか、数字だけで測り切れない部分で課題が噴出しています。完全な解決の道はない永遠の課題なのでしょうが、せめて関係者みんなが納得する情報公開はすべきでしょうね。

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