きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

秋の盾、伝統の天皇賞を制するのは!?

ようこそいらっしゃいませ。

早くも秋の東京開催が折り返しを迎え、今週は秋の天皇賞(GI)が行われます。
天皇賞を制した馬主にだけ与えられる天皇盾。その栄冠を目指して今年は15頭がゲートインします。

秋の天皇賞は数々のドラマを生み出してきまさした。昨年は3歳馬エフフォーリアが三冠馬コントレイル、スプリント女王のグランアレグリアを破って戴冠。
2019年、2020年は女傑アーモンドアイの連覇が思い出されます。
競馬ファン歴の長い方では、ウオッカとダイワスカーレットが大接戦を演じた2008年、天覧競馬で行われ、鞍上のM.デムーロ騎手、松永幹夫騎手、それぞれの優勝後の敬礼が印象的となった2012年と2005年、牝馬エアグルーヴが制した1997年、などを思い出されるのではないでしょうか。
今年は15頭がどのような名場面を紡いでくれるのか今から胸が熱くなります。

3歳馬が3頭出走する今年の天皇賞。春に皐月賞馬の栄光を手に入れたジオグリフは得意の中距離路線を選択肢、この天皇賞に駒を進めてきました。
また日本ダービー2着のイクイノックスと共同通信杯(GIII)優勝のダノンベルーガも出走。相性の良い東京競馬場で初のGIタイトルを狙います。
対する古馬勢ではシャフリヤールが大将格でしょうか。昨年の天皇賞馬エフフォーリアを破って手にしたダービー馬の称号はもちろんですが、4歳になってからもドバイシーマクラシック(GI)優勝など海外でも活躍できる力を付けてきました。イギリス・プリンスオブウェールズ(GI)以来となる実績が勝敗の鍵を握りそうです。

今年の夏の実績馬ではジャックドール、マリアエレーナ、カラテ、ノースブリッジが重賞を制しており、勢いを重視するならこの馬たちでしょうか。
ノースブリッジのオーナー井山登様は、夏のエプソムカップ(GIII)が嬉しい重賞初制覇。ノースブリッジについて、井山オーナーは「天皇賞という名誉あるGIレースへは、初めての出走なので、大変緊張しております。出走できるだけでも大変ありがたく思っております。奥村調教師を中心にチーム・スタッフがここまで仕上げてくれたことに感謝しています。好スタートを切れることを祈ってます」とコメント。天皇賞で初のGI優勝を狙います。
※井山オーナー、初重賞制覇のインタビューを掲載しています。是非、コチラもご覧ください

15頭の馬たちが織りなす約2分間の物語。存分にご堪能ください。

×