きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

海外調教馬も参戦。第47回エリザベス女王杯。

11月12日は、黛 弘人 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
本年9月8日にエリザベス女王(エリザベス2世)が96歳で崩御されました。イギリス及びその他14か国の英連邦王国の女王であり、史上最長在位のイギリスの君主であったエリザベス女王崩御の知らせは世界中に衝撃を与えました。
このような年に行われる今年のエリザベス女王杯(GI)は例年にも増して、特別なGI競走となりそうです。

今年はアイルランドとイギリスを主戦場として活躍するアイルランド調教馬のマジカルラグーンも参戦。マジカルラグーンは3歳馬で、アイルランドオークス(GI)の優勝馬。アイルランドオークス馬のエリザベス女王杯参戦と聞いて思い出すのはスノーフェアリー。スノーフェアリーはイギリスとアイルランドオークスを制して、古馬との対戦となったヨークシャーオーク(2着)、英国版菊花賞とも呼べるイギリスセントレジャーステークス(4着)を経由してからエリザベス女王杯にやってきました。
1番人気は牝馬三冠を制していた3歳馬アパパネ。スノーフェアリーは4番人気でしたが、レースではそのアパパネを直線で突き放し、2着メイショウベルーガに4馬身差をつける圧勝でした。
エリザベス女王杯を制したスノーフェアリーは、香港に渡り、香港カップ(GI)を制覇。さらに翌年には再び日本を訪れ、エリザベス女王杯を連覇しています(このエリザベス女王杯までのローテーションが「愛国チャンピオンステークス→凱旋門賞→英国チャンピオンステークス」と世界の名だたるGIを経ているのが凄いところ)。
特別な年に行われるエリザベス女王杯。スノーフェアリーと同じくアイルランドオークスを制しているマジカルラグーンは無視できない存在と言えそうです。

当協会会員愛馬では、アンドヴァラナウト、ジェラルディーナ、スタニングローズ、ライラックの4頭が出走。
前走、スターズオンアースの牝馬三冠に待ったをかけ、秋華賞(GI)を制したスタニングローズ。オーナーの(有)サンデーレーシング様は同馬について、「秋華賞での激走の疲れも見せず、いい状態に仕上がりました。古馬相手となりますが、勢いそのままに2つめのGIタイトル獲得を狙います」とお話くださいました。マジカルラグーンと同じ3歳馬。意地と意地がぶつかり合いそうです。

古馬では無敗で牝馬三冠を制したデアリングタクトなども参戦。
週末のエリザベス女王杯。是非、ご注目ください!!

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