きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

秋競馬の話題でいろいろと盛り上がる中、今年も短期免許でやって来る外国人騎手の名が上がっています。ヨーロッパの平地競走ははおおむね10月でシーズンオフとなり、来年4月のグランドナショナルまで障害シーズンとなります。アメリカは明確にシーズンオフというものはないのですが、11月初旬のブリーダーズCが終わればちょっと一服の感じです。

オフの間、ジョッキーはバカンスを楽しんだりもするのですが、香港やドバイなどに活躍の場を求めて走り回ります。近年は賞金が高く競馬運営もスマートな日本が人気のようです。

来日が決まっているのはイオリッツ・メンディザバル騎手、フランスのリーディングを08年から3連連続で獲得した名手です。04年にはフランス記録となる年間220勝をあげており、とにかく勝つことに貪欲なジョッキーのようですね。ジャパンC連覇をめざすローズキングダムとコンビを組みます。

アメリカのエドガー・プラード騎手はここまで6000勝オーバー、悲運の名馬バーバロとのコンビで有名ですが、(日本で言えばテンポイントと鹿戸明騎手みたいなものです)

圧倒的な人気馬を打ち倒す敵役ジョッキーとしても有名で、三冠最後の砦ベルモントSで二度も三冠馬誕生を阻止しています。気の毒な被害馬?はウォーエンブレムとスマーティージョーンズ。08年のベルモントSはビッグブラウンが三冠に向かったのですが、最大のライバルと目されたカジノドライヴには、このプラード騎手が騎乗することになっていました。結果はご存じの通り挫石で出走取消になってしまいましたが。アヴェンチュラとのコンビで秋華賞に向かうようです。

この他にも続々と外国人騎手が日本をめざすのでしょうね。日本人ジョッキーの奮起に期待したいものです。

×