きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

牝馬三冠か、それとも阻む新たなヒロイン誕生か

10月15日は、川田 将雅 騎手、西谷 誠 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週はいよいよ牝馬クラシック最終戦の秋華賞(GI)が行われます。かつては、エリザベス女王杯が3冠競走に位置付けられていましたが、エリザベス女王杯が古馬の出走も可能となったため、秋華賞が新たに牝馬クラシック最終戦として新設されました(初代優勝はファビラスラフイン)。
京都競馬場の改修工事の関係で昨年と今年は阪神競馬場で施行される本レース。京都競馬場と阪神競馬場、同じ2000mではありますが、直線の急坂、3、4コーナーでのアップダウンなどコース形態が多く異なるため、コース適性をしっかり読み解くことが馬券で勝利するための必須条件となりそうです。

今年の出走馬での最注目は、やはり牝馬三冠がかかったスターズオンアースでしょう。春の桜花賞(GI)以前は、重賞でも2着が続きあと一歩、という状況でしたが、桜花賞で一気に素質が開花すると、3番人気に甘んじた優駿牝馬・オークス(GI)でも桜花賞の走りがフロックでないところを見せつけて2冠を達成しました。
3冠に臨む今回、トライアルレースを使わず、ぶっつけ本番で秋華賞に臨む点がどのように作用するのか、当日のパドックの様子なども見届けたいところです。

このスターズオンアースの三冠を阻止するライバル筆頭として挙げられるのが3頭。
オークスで0.2秒差の2着に敗れたのがスタニングローズ。春の悔しさを晴らすべく、秋は紫苑ステークス(GIII)から指導し、きっちり優勝という結果を残しました。ローズ一族とされる血統を系譜するスタニングローズが三冠最終戦を狙います。オーナーの(有)サンデーレーシング様はスタニングローズについて「前走の紫苑Sを好内容で勝ち切ってくれました。追い切りでの動きもよく、初のG1タイトル獲得に期待が高まります」とコメントをくださいました。

西のトライアルレース・ローズステークス(GII)を制したのはアートハウス。オークスでは2番人気に支持されながら7着と力を出し切れませんでした。ローズステークスでは1番人気に応えており、再びスターズオンアースに挑みます。
スターズオンアースと同じローテーションで、秋華賞に臨むのがナミュール。チューリップ賞(GII)1着、オークス3着の実績は本物でしょうから、こちらもやはりぶっつけ本番で挑む当日の状態がカギとなるでしょう。

三冠牝馬の誕生か、それともニューヒロインの誕生か。仁川の決戦を是非、目に焼き付けましょう!

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