きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週末の愛チャンピオンSをソーユーシンクが快勝しました。これでオーストラリアからヨーロッパへ来て5戦4勝2着1回、デットーリ騎手とリワイルディングの鬼脚にクビ負けただけです。チャンピオンホースらしい堂々たるレースぶりが続きます。

ところが管理するエイダン・オブライエン調教師は《まだ決められない》と今後のレースを迷っているようです。普通に考えれば10月2日の凱旋門賞に向かうのでしょうが、15日には適距離10ハロンの英チャンピオンSもあり、同日のクイーンエリザベス2世Sという選択肢もあるというのです。こちらのマイルG1は怪物フランケル、女帝ゴルディコヴァも満を持しておりソーユーシンク出走なら大騒ぎになりそうです。

おまけに当初は10月22日のコックスプレート3連覇を狙って故国オーストラリアに凱旋帰国というプランもありました。こちらはもうさすがにないでしょうが、あちらを立てればこちらが立たず、人気馬は大変です。

日本で言えば2週間の間にジャパンCの後に天皇賞とマイルチャンピオンシップが同日開催、その1週後に香港Cがあり、どれにしようかと迷っている状況です。とんでもない可能性を秘めたスーパーホースなのでしょう。こういう想像力の働かせ方もファンには楽しいものですね。

さて、牝馬のスノーフェアリーは半馬身差の2着に踏ん張り、3着フェイマスネームとは6馬身差、完全復調ですね。ジャパンC参戦なんてことがあるかもしれません。ヨーロッパの動向からも目が離せない秋競馬の始まりです。

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