きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

東から菊の舞台へ

9月18日は、山田 敬士 騎手、川端 海翼 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は中京競馬場でローズステークス、月曜(祝)は中山競馬場で朝日杯セントライト記念が行われます。どちらのレースも3歳クラシック最終章へのトライアルレースです。

朝日杯セントライト記念は日本競馬史上初の三冠馬セントライトを記念し1947年に創設されたレースです。創設時は東京競馬場・芝2400メートルが舞台でしたが、幾度かの距離と舞台の変更ののちに、1980年から中山競馬場・芝2200メートルに定着します。2014年にレース名が「朝日杯セントライト記念」に改められました。関東で行われる菊花賞トライアルレースで、3着までの馬に優先出走権が与えられます。

昨年は、9番人気アサマノイタズラが優勝しました。1番人気に支持されていたタイトルホルダーは馬群に包まれ13着と大きく敗れる結果となりましたが、次走の菊花賞を優勝。古馬となり、天皇賞(春)、宝塚記念と連覇し、凱旋門賞への挑戦と大きな飛躍を遂げました。また3着に入ったオーソクレースは菊花賞2着となり、昨年の菊花賞は朝日杯セントライト記念出走馬のワン・ツーとなりました。

今年の朝日杯セントライト記念は13頭の出走となりました。過去10年1〜3着の枠番は、
・1枠 : 0-2-1
・2枠 : 2-0-3
・3枠 : 3-1-0
・4枠 : 2-1-0
・5枠 : 1-1-1
・6枠 : 1-0-2
・7枠 : 1-3-2
・8枠 : 0-2-1
となっています。枠に偏りはなく、毎年人気上位の馬が馬券対象となっています。1、2、3番人気馬がいずれも馬券に絡まなかった年は2015年のみで、その年、優勝したのはキタサンブラックで6番人気でした。当時は、ダービー14着からの出走で血統の面からもキタサンブラックへの評価は低かったのが実状でした。その後のキタサンブラックの活躍を見てもわかるように、朝日杯セントライト記念は菊花賞トライアルということもあり実力馬が結果を残しているレースだと言えますから、素直に実績のある馬を中心に馬券を検討した方がよさそうです。

土曜時点の予想オッズでは、アスクビクターモア、オニャンコポン、ガイアフォース、ローシャムパークが上位人気となっています。
春の実績馬アスクビクターモア、オニャンコポンと、前走で2着馬を7馬身ちぎって勝ち上がってきた夏の上がり馬ガイアフォース、春に未勝利戦、山藤賞と後続を突き放して連勝しているローシャムパークの激突といった様相となっています。

東から菊の舞台へ、名乗りを上げるのはどの馬でしょうか。非常に楽しみなレースとなりそうです。

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