きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

秋に向けて弾みを・・・

ようこそいらっしゃいませ。

お盆に入り、ご家族やご友人と過ごされている方も多いのではないでしょうか。普段は1人で馬券予想をしている方も、今週は大勢で競馬談義をしてみると、また競馬の楽しさも倍増することでしょう。
さて、今週より第4回小倉競馬が開幕し、3場開催が戻ってまいりました。新潟では関屋記念(GIII)、小倉では小倉記念(GIII)と両競馬場伝統の重賞が施行されます。どちらも秋のGIという大舞台に向けて弾みをつけたい・・・そんな馬たちが集まりました。

関屋記念はサマーマイルシリーズにも指定されている通り、1600mで行われるマイル戦。新潟の長い直線での攻防は見ごたえ十分。直線に向けて、道中はしっかりと馬のリズムを整えて折り合い、長く良い脚を決勝戦で使いたいところでしょう。
秋に向けて、とあるようにGI出走経験馬や重賞馬などが多くエントリー。4連勝で2月の東京新聞杯(GIII)を制して、春の安田記念に挑戦したのはイルーシヴパンサー。安田記念では上がり最速タイの32.6秒の脚を披露しましたが、前との差はなかなか縮まらず8着。得意の左回りのマイル・関屋記念を制して、いざGIへ向かいたいところ。オーナーの草間 庸文様はイルーシヴパンサーについて「秋の重賞レースにつながるように何としてでも勝ってほしい。」と語ってくださいました。
GI馬の復活が待たれるのがダノンザキッド。GI制覇となった2020年のホープフルステークス以来、勝利から遠ざかっておりますが、前走の安田記念では前述のイルーシヴパンサーに先着する6着。「一時、スランプに陥っていましたが、前走で復活の目途もたち、今回も好調教が出来ました。先に控えるGIに向けて、是非、勝っておきたいところです。」とオーナーの(株)ダノックス様も期待を寄せていました。

小倉記念はサマー2000シリーズの第3戦にも指定。前走1800~2000mの中距離を使われていた馬がほとんどですが、そこに3200mの天皇賞(春)以来となるタガノディアマンテ、2400mの日本ダービー以来となるピースオブエイト、この2頭の前走GI出走組がどのようにレースを運ぶのかで、レースも一層面白くなりそうです。

新潟、小倉の伝統の重賞は秋の大舞台に繋がる第一歩。勝負の行方、ご注目ください!!

×