きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話
歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) 函館記念
先週で、函館競馬はフィナーレを迎えまささた。函館の締めくくりとしてサマー2000シリーズにも指定されている函館記念(GIII)が行われ、白毛馬ハヤヤッコが2019年のレパードステークス(GIII)以来、約3年ぶりとなる重賞勝利を挙げました。覆面歌人の京雅さんからは、この函館記念の和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)
函館記念 京雅
白馬良し
やまず芝雨
やれ強く
ついに活躍
この娘(こ)踏ん張る
隠れたメッセージは「はややつこ しめくくる → ハヤヤッコ 締めくくる」です。
白(は)馬良し(し)
や(や)まず芝雨(め)
や(や)れ強く(く)
つ(っ)いに活躍(く)
こ(こ)の娘踏ん張る(る)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
この日の函館競馬場はあいにくの悪天候。雨が降り、重馬場でスタミナとパワーが問われるレースとなった函館記念ですが、ダート重賞を取るほどの力強さを持つハヤヤッコに取っては、この止まぬ雨も恵みの雨となったことでしょう。
今年に入り、2歳時以来となる芝のレースに再挑戦。GIの天皇賞(春)にも出走し、地力をつけて臨んだ函館記念は、馬場が悪い中、直線早めに抜け出し踏ん張る競馬。函館のフィナーレとなった伝統の重賞を、ハヤヤッコが白毛馬初となる芝とダートの重賞優勝の二刀流で締めくくりました。
今週から北の地は舞台を函館から札幌に移して夏競馬は続きます。函館に引き続き洋芝適性が問われる札幌競馬場ではどんな馬たちが活躍するのでしょうか。約一ヶ月半の札幌競馬、いよいよ開幕です。
※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。
※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。一昨年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。
函館記念 京雅
白馬良し
やまず芝雨
やれ強く
ついに活躍
この娘(こ)踏ん張る
隠れたメッセージは「はややつこ しめくくる → ハヤヤッコ 締めくくる」です。
白(は)馬良し(し)
や(や)まず芝雨(め)
や(や)れ強く(く)
つ(っ)いに活躍(く)
こ(こ)の娘踏ん張る(る)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
この日の函館競馬場はあいにくの悪天候。雨が降り、重馬場でスタミナとパワーが問われるレースとなった函館記念ですが、ダート重賞を取るほどの力強さを持つハヤヤッコに取っては、この止まぬ雨も恵みの雨となったことでしょう。
今年に入り、2歳時以来となる芝のレースに再挑戦。GIの天皇賞(春)にも出走し、地力をつけて臨んだ函館記念は、馬場が悪い中、直線早めに抜け出し踏ん張る競馬。函館のフィナーレとなった伝統の重賞を、ハヤヤッコが白毛馬初となる芝とダートの重賞優勝の二刀流で締めくくりました。
今週から北の地は舞台を函館から札幌に移して夏競馬は続きます。函館に引き続き洋芝適性が問われる札幌競馬場ではどんな馬たちが活躍するのでしょうか。約一ヶ月半の札幌競馬、いよいよ開幕です。
※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。
※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。一昨年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。