きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

札幌・夏の祭典、札幌記念

8月20日は、中村 直也 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
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今週は、夏競馬が最も盛り上がるといっても過言ではない、札幌・夏の祭典、札幌記念(GII)が行われます。ソダシ、ノームコア、ブラストワンピース、ハープスター、トーセンジョーダン、アーネストリー、フサイチパンドラ、アドマイヤムーン、ヘヴンリーロマンス、ファインモーション・・・歴代優勝馬を遡ると、挙げればキリがないくらいにGI優勝馬の名前が列挙されます。

今年の札幌記念も豪華で個性的なメンバーが集結。出走馬についてキーワードを掲げてみていきましょう。

『白』
白毛馬の戦いが実現。ソダシは白毛馬で初めてJRA芝のGI勝利など歴史を打ち立ててきました。前走、3戦ぶりに芝のレースとなったヴィクトリアマイル(GI)でも強敵相手にGI3勝目を手にしました。そのソダシの従妹にあたるのがハヤヤッコ。芝、ダート、長距離と様々なレースを経験。連勝がなく、どちらか言えばクラスが上がるごとに汗をかいてしっかり力を積み重ねてきたタイプ。前走で悲願の重賞制覇を成し遂げ、札幌記念で自身初の連勝を狙います。

『海外』
海外GI優勝馬も2頭参戦。2019年、2021年の香港ヴァーズ(GI)優勝馬はグローリーヴェイズ。実績ももちろんですが、母系の血統にはメジロの名前が並び、メジロラモーヌ、メジロライアンなどはオールドファンがお酒を片手についつい競馬昔話を語りたくなってしまう、そんな血統の持ち主。
もう一頭はパンサラッサ。まだ記憶に新しい今年の春、ドバイターフ(GI)にて、同着という珍しい形で初のGI制覇を成し遂げた馬。持ち前の粘り腰が洋芝の札幌競馬場で発揮できるか注目です。

『復活・悲願』
マカヒキは誰もが羨むダービー馬の称号を手にしている唯一の出走馬。そしてユーバーレーベンは牝馬のクラシック・オークス(GI)を制しています。どちらもGI勝利からは遠ざかっていますが、GIと縁の深い札幌記念を優勝して再びの復活を願います。
重賞3勝ながらGIは後一歩のウインマリリン。春に連勝で大阪杯(GI)に臨んだものの5着に敗れたジャックドール。昨年の宝塚記念(GI)に入ったユニコーンライオン。これらの馬は悲願のGI制覇に向けて札幌で弾みをつけたいところでしょう。

『中山馬主協会所属』
協会会員のご愛馬はアンティシペイト、ケイデンスコール、サトノクロニクル、レッドガランの4頭が出走予定。前走、新潟大賞典(GIII)を制しているレッドガランについて、オーナーの(株)東京ホースレーシング様は「前走、新潟大賞典も勝利し、今年重賞2勝目を挙げることが出来ました。この勢いのまま3勝目を目標に調整してきましたので、強いメンバーが揃っていますがチャレンジャーの気持ちも忘れず頑張ってもらいたいと思っています」とコメント。初の洋芝で適性を示したいところでしょう。

札幌記念優勝発-GI優勝行きの豪華列車に乗ることができる馬はどの馬か。夏の祭典をお見逃しなく!!

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