きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.9.13

ようこそいらっしゃいませ。

凱旋門賞トライアル・フォア賞で僅差の2着に健闘したヒルノダムールの評判が急上昇しているようです。

でも、あくまで個人的な感想なのですが、勝ったサラフィナのルメール騎手はレース後に審議対象になるほど、狭く窮屈な内をこじ開けて伸びて来ました。ヒルノダムールと藤田伸二騎手は馬場の外を伸びています。

近年の凱旋門賞のレース映像を見ていると、勝ち馬は内を切り裂くように伸びています。去年のワークフォース、一昨年のシーザスターズ、その前のザルカヴァとみんなそういうレースをしています。大外一気で有名なのは86年のダンシングブレーヴですが、あんな奇跡のような勝ち方はできるものではありません。

外を回っていては勝てないのが近年の凱旋門賞というレースです。ルメール騎手はまさに“凱旋門賞仕様”の乗り方をしました。藤田騎手の手綱捌きを云々する積もりはありません。これは“競馬文化”“騎乗文化”の違いなのだろうと思います。向こうはほとんど“格闘技”ですものね。“我が道を行く”なのか、“郷に入れば郷に従え”なのか、難しい問題なのですが、凱旋門賞に勝つということは、そういうことも含めた上でのことのような気がします。

ナカヤマフェスタは去年のジャパンC以来を思えば、最下位とはいえ良く頑張った方なのでしょうね。フランスの水と空気、ロンシャンの馬場が大好きなのでしょう。蛯名騎手も銀メダルはもういらないでしょうから、乾坤一擲、一世一代の大駆けを見せてください。