きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

春の短距離王決定戦

3月27日は、宮本 博 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、中山競馬場でダート重賞のマーチステークス、中京競馬場で高松宮記念が行われます。高松宮記念は春のG1開幕を告げるレースです。

高松宮記念の前身は1967年に創設された「中京大賞典」で、1971年に高松宮殿下から優勝杯を賜ったのを機に「高松宮杯」に改称されます。当時は夏の中京競馬場・芝2000mを舞台に行われていました。その後、1996年の短距離競走体系の改善に伴い5月に繰り上げられ、距離を1200mに短縮。G1に格上げされ中京競馬場初のG1となります。1998年にレース名を「高松宮記念」に改称。2000年に3月の中京開催に移設され現在に至ります。

昨年は香港スプリントから直行したダノンスマッシュが優勝しました。雨降る中京の馬場を道中中団につけ直線では激しい叩き合いの末、ゴール前クビ差抜け出しての勝利でした。これまで短距離重賞で結果を残してきたダノンスマッシュにとり、前走香港スプリントにつづく勝利で悲願の国内G1タイトル奪取となりました。

今年の高松宮記念は18頭の出走となりました。過去10年1〜3着の枠番は、
1枠 : 0-0-1
2枠 : 3-2-1
3枠 : 2-1-0
4枠 : 0-2-4
5枠 : 2-0-2
6枠 : 1-1-0
7枠 : 1-1-1
8枠 : 1-3-1
となっています。2枠、3枠、4枠に入った馬の活躍が目立ちます。1枠馬の連対は過去10年では2012年のロードカナロア(3着)1頭のみになっています。8枠での連対は、2021年レシステンシア(2着)、2020年モズスーパーフレア(1着)、2015年ミッキーアイル(3着)、2014年スノードラゴン(2着)、2012年サンカルロ(2着)で、外枠の場合、前に行くか速い上がりでの連対となっています。波乱になった年でも毎年1〜3番人気のいずれかの馬が3着以内に入っており、人気馬は抑えた上で馬券を検討した方がよさそうです。

前日オッズでは、レシステンシアが2.9倍、メイケイエールが5.2倍、グレナディアガーズが6.1倍、サリオスが9.4倍、ロータスランドが11.5倍、ダイアトニックが13.6倍、トゥラヴェスーラが16.1倍、ナランフレグが17.2倍、レイハリアが29.0倍、シャインガーネットが34.8倍、クリノガウディーが45.7倍、ジャンダルムが50.7倍、サンライズオネストが52.6倍、ライトオンキューが65.2倍、エイティーンガールが77.9倍、ファストフォースが110.3倍、キルロードが115.2倍、ダイメイフジが211.3倍となっています。

春のG1開幕を告げるレースで、最強スプリンターはどの馬になるでしょうか。

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