きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

主役の座を目指して

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ、中京競馬場で東海ステークスが行われます。アメリカジョッキークラブカップは古馬中距離重賞、東海ステークスはフェブラリーステークスへ向けてのダート重賞です。

アメリカジョッキークラブカップは今年で63回目の歴史を数えます。日米の親善と友好を目的に創設されたレースで、第1回は1960年に中山競馬場・芝2000mのハンデ戦として行われました。その後、距離や開催場所時期が変更されたのちに、1984年から中山競馬場・芝2200mに定着しています。

昨年はアリストテレスが人気に応えて勝利を飾りました。菊花賞2着からの参戦で、中団追走から直線外から抜け出しての優勝でした。

今年の京成杯は14頭の出走となりました。過去10年1〜3着の枠番は、
・1枠 : 0-1-2
・2枠 : 1-1-1
・3枠 : 2-1-0
・4枠 : 1-2-3
・5枠 : 2-2-1
・6枠 : 2-1-0
・7枠 : 1-2-2
・8枠 : 1-0-1
となっています。どの枠からも馬券連対馬が出ており、枠番による偏りは少ないレースです。過去10年で10番人気以下が馬券対象となったのは、2014年2着サクラアルディート(11番人気)のみです。1〜3番人気馬のいずれかが毎年馬券対象となっており、人気馬を中心に馬券を検討するのがよさそうです。

土曜時点のオッズでは、オーソクレースが2.4倍、ポタジェが3.5倍、キングオブコージが6.9倍、ボッケリーニが11.5倍、アサマノイタズラが12.5倍、ラストドラフトが17.1倍、スマイルが20.9倍、アンティシペイトが21.8倍、エヒトが42.2倍、ダンビュライトが49.6倍、マイネルファンロンが51.5倍、クレッシェンドラヴが72.8倍、キャッスルトップが94.9倍、ソッサスブレイが104.0倍となりました。

昨年優勝したアリストテレスと同様、今年の人気馬オーソクレースも菊花賞2着からの参戦となりました。2022年、古馬主役の座を目指して勝ち名乗りをあげることができるでしょうか。レースに注目したいと思います。

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