きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

令和3年東京競馬の締めくくり!ジャパンカップ

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今週はいよいよ令和3年の東京競馬の締めくくりとなるジャパンカップが行われます。クラシックを戦い抜いた3歳馬と古馬王道路線を渡り歩いてきた歴戦の強者が府中で相まみえます。さらに今年は、ブルーム、ジャパン、グランドグローリーといった海外GI馬の刺客が参戦してジャパンカップを一層盛り上げています。
創設当初は海外馬の前に後塵を拝してきた日本馬ですが、近年は馬場の高速化もあり、日本馬が圧倒的な成績を収めており、「日本馬VS海外馬」という構図から、天皇賞秋や有馬記念と併せて、日本馬の芝の王者決定戦の様相が強くなっている本レース。今年も日本馬が上位を独占するのか、それとも海外からの刺客が久しぶりに勝利の美酒を味わうのか、楽しみが広がります。
早速、出走予定馬を見ていきましょう。

引退レースとして注目を集めるのは、去年、無敗で三冠を達成したコントレイル。昨年のジャパンカップではアーモンドアイ、デアリングタクトとの3強対決で競馬ファンを熱狂させ、結果は悔しい2着。本年は大阪杯3着、天皇賞秋2着と 勝ち星から見放されていますが、引退レースとなる今回、三冠馬の意地をみせてくれるでしょうか。

3歳馬の代表は、今年の日本ダービー馬シャフリヤール。皐月賞、そして天皇賞秋を制したエフフォーリアをハナ差退けた日本ダービーは今でも記憶に新しいところ。ライバル馬エフフォーリアが古馬を破ってGIを手にしたように、シャフリヤールも初の古馬との対決で結果を残したいところ。オーナーの(有)サンデーレーシング様は「神戸新聞杯に出走したことによる上積みが感じられ、状態もよくなっています。日本ダービーと同じ舞台のここでも期待します」とコメントをくださいました。前走の神戸新聞杯では不良馬場に泣き4着。汚名返上でタイトル獲得を狙います。

海外馬の代表格はブルームでしょうか。日本での馬主登録がある(株)キーファーズの松島代表の共同所有馬としても知られる本馬。本年7月にサンクルー大賞典(GI)で初のGI制覇を成し遂げ、その後、10月の凱旋門賞(GI)では武豊騎手を背に参戦したことでも話題となりました。その凱旋門賞では11着に敗れましたが、アメリカのブリーダーズカップターフでは2着と好走。フランス⇒アメリカ⇒日本と遠征が続きますが、期待値はおおきいでしょう。

精鋭18頭が集結したジャパンカップ。約2分30秒に詰め込まれたそれぞれの思いを是非、見届けましょう!

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