きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳のスピード王は誰の手に!?

12月18日は、泉谷 楓真 騎手、中内田 充正 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今年の競馬も残すところ3週となりました。つい先日、秋のGIシリーズが始まったかと思えば、もう年の瀬はすぐそこに来ており、競馬を楽しんでいると一年があっという間に過ぎていくように感じます。
さて、今週は先週に引き続き2歳のGIが阪神競馬場で行われます。牡牝混合のマイル戦・朝日杯フューチュリティステークスが開催されます。「フューチュリティ(Futurity)」とは英語で「未来」、「将来」を意味しており、まさにこのレースを制して、未来のスターホースへの懸け橋をかける2歳のスピード王は誰か!?を決定する競走となっています。

この注目の2歳GIには、当協会からは5頭の会員ご愛馬が出走を予定していますので、全頭ご紹介します。

トゥードジボン号は新種牡馬イスラボニータ産駒。本番の今回と同じ阪神1600mを逃げて自らペースを作って押し切りました。オーナーの青山洋一様は「先行して競馬をできるのが強み。イスラボニータ産駒初の重賞・GIウィナーとして輝いて欲しいです。“全て上手くいく”という馬名の由来通り、スタートからゴールまで全てが嚙み合って最高の結果となることを楽しみにしています」と愛馬に対するコメントをくださいました。

セリフォス号は新潟2歳ステークス(GIII)、デイリー杯2歳ステークス(GII)と重賞連勝、無敗で歩を進めてきました。「このレースを目標に調整を進めてきました。前走のデイリー杯2歳ステークスも勝ち切って、連勝を伸ばしてくれたので今回も同様に期待しています」とオーナーの(株)GIレーシング様から意気込みをいただきました。

ダノンスコーピオン号も無敗でここに参戦。新馬戦、萩ステークスと2着とタイム差はないもののしっかりと勝ち切る強さを持っています。過去2戦で手綱を取った川田将雅騎手は香港遠征の関係で騎乗できず、今回は松山弘平騎手へと乗り替わる点がポイントです。オーナーの(株)ダノックス様は愛馬について「2連勝してGIに挑戦しますが、連勝中の強敵揃いですので、善戦して来年に期待したいと思います」と語ってくださいました。

夏の札幌チャンピオンのジオグリフ号はぶっつけで本番に参戦。新種牡馬で好成績を収めているドレフォン産駒。夏からどのように成長しているか楽しみな一頭です。「札幌2歳ステークス優勝後、本レースを目標に進めてきて、良い状態に仕上がりました。本馬と父ドレフォン産駒のGI初制覇を期待します」と(有)サンデーレーシング様は愛馬をGIに送り出しました。

京王杯2歳ステークス(GII)で2着に入った実績のあるトウシンマカオ号。本馬も今年デビューの新種牡馬でビッグアーサー産駒。オーナー初の重賞勝利を本馬がGIタイトルでプレゼントできるか注目です。オーナーの(株)サトー様は「GI戦で相手も強くなります。大きなことは言えませんが、掲示板に載ってくれたら嬉しいです。無事には走り切って欲しいです」とGIに出走する愛馬に言葉をかけました。

2歳のスピード王に輝き明るい未来への懸け橋をかけるのはどの馬か。約1分半の決戦をお見逃しなく!

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