きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

女傑ラストラン

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日曜は、阪神競馬場でマイルチャンピオンシップが行われます。各世代のマイル王が集結。最強マイラーの座をかけて激突します。

マイルチャンピオンシップは今年で38回目の歴史を数えます。1984年に創設されて以降、京都競馬場を舞台に競われてきたレースです。今年は昨年につづき京都競馬場整備工事による開催日程の変更により阪神競馬場での開催となります。

昨年はグランアレグリアが優勝しました。前走スプリンターズステークスでライバル馬を蹴散らしマイルチャンピオンシップへ参戦。単勝1.6倍の圧倒的支持に応えて、前年の覇者インディチャンプを3/4馬身抑えて優勝し、見事春・秋マイルG1連覇を成し遂げました。

今年のマイルチャンピオンシップは16頭の出走となりました。過去10年1〜3着の枠番は、
・1枠 : 2-2-0
・2枠 : 1-1-3
・3枠 : 3-0-1
・4枠 : 0-4-2
・5枠 : 0-1-0
・6枠 : 1-1-0
・7枠 : 0-1-3
・8枠 : 3-0-1
となっています。優勝馬こそ過去10年出ていないものの、4枠馬の活躍が目立ちます。マイルチャンピオンシップというと、2000年のアグネスデジタル(13番人気)、2002年のトウカイポイント(11番人気)、2010年のエーシンフォワード(13番人気)と二桁人気馬の激走もありましたが、過去10年で2桁人気馬が馬券圏内に入ったのは2011年2着のフィフスペトル(11番人気)1頭のみになっています。
年齢では
・3歳 : 2-0-1
・4歳 : 5-5-4
・5歳 : 2-4-4
・6歳 : 1-1-1
となっており、4、5歳馬が中心になっています。連対馬はいずれも重賞実績がある馬ですから、穴を狙うのであれば過去実績があり近走不振で人気を落として馬を狙うのがよさそうです。

土曜時点のオッズでは、グランアレグリアが2.2倍、シュネルマイスターが4.5倍、サリオスが6.4倍、グレナディアガーズが10.2倍、インディチャンプが14.5倍、ダノンザキッドが15.5倍、カテドラルが21.3倍、ホウオウアマゾンが22.3倍、ロータスランドが40.0倍、サウンドキアラが49.4倍、ケイデンスコールが53.0倍、ダーリントンホールが67.6倍、リプレーザが92.9倍、クリノガウディーが99.6倍、レインボーフラッグが171.8倍、サウンドカナロアが210.2倍となっています。

このレースがラストランとなる女傑グランアレグリアが、昨年につづき1番人気に支持されています。
シュネルマイスターにサリオス、グレナディアガーズ、インディチャンプ、ダノンザキッドとG1馬が揃い踏み、ケイデンスコール、クリノガウディー、グレナディアガーズ、サウンドキアラらG1での好走もある伏兵も揃い、豪華なメンバーとなりました。

そんな包囲網の中、女傑グランアレグリアはどのようなラストランを魅せてくれるでしょうか。

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