きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

4つの重賞!GIへ向けホップ・ステップ・ジャンプ!

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先週の天皇賞での3強の激闘の余韻がまだ残るところですが、競馬は早くも11月初週の開催に突入しました。東京と福島はこの開催が年内の見納めとなります。
開催替わりの今週は豪華4つの重賞が施行。どのレースもGIに向けた大切な前哨戦。この重賞を制して、ホップ・ステップと軽快に勝ち上がり、GIの頂にジャンプする馬は現れるのか!?そんな観点から是非、ご注目ください!

土曜日の東京競馬で行われる京王杯2歳ステークスは朝日杯フューチュリティステークスに繋がるレース。全ての馬が重賞初挑戦ということで、このレースを優勝して、一躍、本番の本命馬に名乗りを上げたいところでしょう。トウシンマカオでこのレースに挑む(株)サトー様は「これまでなかなか重賞のチャンスはありませんでしたが、今回は期待を持っております。前走も2着に0.4秒をつけての勝利。前走と同じ左回り、そして父ビッグアーサーということで距離短縮も問題ないと思います」と愛馬についてお話いただき、自身初となる重賞制覇を大いに期待されておりました。

同じく土曜日の阪神競馬では、同じ2歳重賞ですが、少女たちの戦いとなるファンタジーステークスが施行されます。阪神ジュベナイルフィリーズのステップ競走として、近年もレシステンシア、ダノンファンタジーなどの2歳女王を輩出しております。既に重賞タイトルを手にしているナムラクレアに、2戦2勝のウォーターナビレラなどが待ったをかけます!

そして、日曜日の東京競馬ではジャパンカップの前哨戦・アルゼンチン共和国杯が行われます。スクリーンヒーローが、このレース優勝の勢いそのままにジャパンカップを制したことを知るファンの方も多いでしょう。スクリーンヒーローはその後、モーリスといった名馬を輩出しており、アルゼンチン共和国→ジャパンカップ→種牡馬への道、というホップ・ステップ・ジャンプも期待したいところです。混戦模様が予想される今年のメンバーから一歩抜きん出るのはどの馬か注目です。

重賞4つ目はダートチャンピオン競走・チャンピオンズカップに通ずるみやこステークス。近年は、みやこステークスを優勝した馬が本番のチャンピオンズカップで勝ちきれない状況となっていますが、かつてジャパンカップダートとしてダート決定戦が行われていた時には、トランセンドがみやこステークスでの優勝を皮切りに、みやこステークス→ジャパンカップダート→フェブラリーステークスと連勝街道に乗り、その勢いのままドバイワールドカップで2着になりました(1着は日本馬のヴィクトワールピサ)。みやこステークスから世界へ羽ばたく馬が再び現れることに期待です。
今年、重賞2勝のオーヴェルニュはまさに、GIに向けてホップ・ステップ・ジャンプといきたいところ。オーナーの杉山忠国様は「休み明けでメンバーも協力ですが、目標のチャンピオンズカップに向けて良い競馬をしてもらいたいと思っています」と、やはり本番を見据えたレースを望んでおられました。

4つの重賞から、GIへ華麗なステップを見せるのはどの馬か、是非、お見逃しなく!!

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