きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

女王激突

11月14日は、蓑島 靖典 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、阪神競馬場でエリザベス女王杯、福島競馬場で福島記念が行われます。エリザベス女王杯は秋の女王決定戦、福島記念は福島名物ハンデ重賞です。

エリザベス女王杯は今年で46回目のレースになります。1970年に創設された「ビクトリアカップ」が前身で、エリザベス女王が来日されたことを記念して1976年に「エリザベス女王杯」となります。1996年に牝馬競走体系の整備により3歳牝馬クラシック最終戦として「秋華賞」が新設。それに伴い、エリザベス女王杯は3歳牝馬限定戦から3歳以上牝馬限定に変更され、世代を超えた女王決定戦となります。京都競馬場整備工事により、2020年につづき阪神競馬場での開催となります。

昨年はラッキーライラックが優勝しました。前年同レースを制覇していたラッキーライラックは、直線早め先頭に立ち、サラキア、ラヴズオンリーユーの追撃を振り切り、堂々と連覇達成を成し遂げました。

今年のエリザベス女王杯は17頭の出走となりました。過去10年1〜3着の枠番は、
・1枠 : 2-1-1
・2枠 : 2-1-1
・3枠 : 1-2-1
・4枠 : 0-0-3
・5枠 : 0-2-1
・6枠 : 2-1-2
・7枠 : 0-1-1
・8枠 : 3-2-0
となっています。過去3年では6枠がつづけて馬券対象となっています。エリザベス女王杯というと、2009年クィーンスプマンテ、テイエムプリキュアとともに10番人気だった両馬が大きく後続を離して逃げ、いったいったでそのまま逃げ切り3連単100万円を超す波乱となったレースを思い出します。しかし過去10年の上位3頭を人気の面でみると、1〜3番人気のいずれかの馬が馬券対象となり、10番人気以下の馬の連対は2016年2着シングウィズジョイ(12番人気)の1頭のみ、2017、2018、2019年と低評価だったクロコスミアが3年連続2着となったの除けば上位人気馬で決着しています。ディープインパクト産駒の活躍も多いレースで、馬券は人気馬を中心に検討し、穴は逃げ馬から探すのがおもしろそうです。

土曜時点のオッズでは、レイパパレが2.9倍、アカイトリノムスメが3.6倍、ウインマリリンが5.4倍、ウインキートスが8.4倍、テルツェットが10.4倍、ランブリングアレーが15.0倍、ステラリアが27.2倍、デゼルが35.6倍、クラヴェルが45.9倍、アカイイトが48.2倍、ソフトフルートが49.5倍、イズジョーノキセキが87.7倍、シャムロックヒルが92.6倍、ロザムールが97.2倍、ムジカが133.1倍、コトブキテティスが142.2倍、リュヌルージュが236.5倍となっています。

今年のエリザベス女王杯は、大阪杯馬レイパパレ、秋華賞馬アカイトリノムスメ、日経賞、オールカマーと牡馬を蹴散らし初G1を狙うウインマリリンが上位人気での激突となりました。秋の女王の座はどの馬が手にするでしょうか。

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