きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

伝統重賞からGIへ

9月25日は、白浜 雄造 騎手、長岡 禎仁 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週は中山競馬場で第67回オールカマー(GII)が、中京競馬場では、第69回神戸新聞杯(GII)が行われます。それぞれ、グレード最高峰のGI天皇賞(秋)と菊花賞に繋がる伝統ある重賞競走で、毎年有力馬が多数出走します。今年もここをステップに頂への階段を登りたい精鋭たちが集結しました。

オールカマーには春の中距離王・大阪杯(GI)を制したレイパパレが出走します。前走の宝塚記念(GI)では初めて敗れ土が付いた形となり、今回は巻き返しを誓っているでしょう。前走の敗因は距離にあるのか、それとも展開か。宝塚記念と同じ2200mの距離で行われるオールカマーで走りは真価を問われる一戦となりそうです。この秋の目標はエリザベス女王杯(GI)ようですが、この一戦次第では、春のようにグランアレグリアと中距離GIで相まみえる・・・という姿も競馬ファンとしては期待してしまうところです。
中山馬主協会所属会員のご愛馬からはソッサスブレイ、サトノソルタス、キングオブコージ、ブレステイキングがエントリー。
ソッサスブレイのオーナー手嶋康雄様からは「競馬ファンにとっても注目となるレースに出走できるだけでも光栄です。結果は気にせず無事にゴールを駆け抜けてくれれば十分です」と伝統の重賞に愛馬を出走させられた喜びをお話いただきました。

神戸新聞杯にはダービー馬シャフリヤールが出走を予定。シャフリヤールについて、主戦の福永祐一騎手は「順調に夏を過ごして、いい状態で帰ってきてくれましたので、いい形で秋初戦を迎えられると思います」とコメント。また「この夏は北海道ではなく、ノーザンファームしがらきで調整し、順調な成長が伺える」と管理する藤原英昭調教師からも言葉があり、始動戦に向けての準備は万端といった様子です。
シャフリヤールのオーナー、(有)サンデーレーシング様は「日本ダービー以来の出走となりますが、栗東トレセンで入念に乗り込まれて万全の態勢に整いました。大舞台に繋がる走りを見せてくれるはずです。」と栗東で入念に挑戦した愛馬を送り出しました。
また春の青葉賞(GII)以来、オーナー自身2度目の重賞挑戦となるモンテディオの毛利元昭様は「先月札幌でも良い勝ち方をしてくれて、秋の重賞戦線にエントリーすることが出来ました。強豪揃いなので強気なことは言えませんが、調教師からも調子がいいことは聞いていますし、このレースだけでなく次のレースを見据えて、良い走りを見せてくれえることを期待しております」とコメントをくださいました。

オールカマーと神戸新聞杯。伝統の重賞を制して本番への弾みをつけるのはどの馬か。GI競走を楽しむうえでも、見逃せない一戦がスタートします!

×