きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

新潟から2歳王者目指して

8月29日は、斉藤崇史 調教師、辻野泰之 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、新潟競馬場で新潟2歳ステークス、札幌競馬場でキーンランドカップの2つの重賞レースが行われます。新潟2歳ステークスは2歳重賞で、キーンランドカップはサマースプリントシリーズの第5戦になります。

新潟2歳ステークスは1981年に創設された重賞レースです。創設当時は芝1200メートルを舞台に行われその後1400mに変更。2002年から外回りの芝1600メートル戦となり現在に至ります。距離1600mとなって以降、マイネルレコルト、ショウナンパントル、セイウンワンダーが新潟2歳ステークスから暮れの2歳王者、2歳女王となり、同レース1、2着だったハープスター、イスラボニータは翌年のクラシック制覇を飾っています。そのことからも、同レースは暮れの2歳G1を見据えのレースになっています。

昨年はショックアクションが優勝しました。未勝利戦を4馬身ちぎって勝ち上がってきたショックアクションは、その勝利の勢いをそのままに、新潟2歳ステークスでも5番手追走から直線抜け出しての完勝でした。

今年のレースは12頭の出走となりました。
過去10年1〜3着の枠順をみると、
1枠 : 1-0-2
2枠 : 1-1-2
3枠 : 1-0-0
4枠 : 0-2-2
5枠 : 2-0-1
6枠 : 2-1-0
7枠 : 0-5-2
8枠 : 3-1-1
となっています。過去の直線の攻防を見ると、馬場真ん中から外側から抜け出し、あるいは差し切っての勝利が目立ちます。例年人気馬が上位になり手堅い決着となることが多いレースです。過去10年で10番人気以下の馬が馬券対象となったケースは、2015年12番人気ウインファビラス(2着)、2012年10番人気ノウレッジ(2着)の2頭です。人気馬を中心に、外枠の馬を穴として目をむけてもよさそうです。

土曜時点のオッズでは、アライバルが3.2倍、オタルエバーが3.9倍、セリフォスが4.5倍、クレイドルが10.8倍、スタニングローズが11.3倍、ウインピクシスが13.8倍、クラウンドマジックが19.2倍、コムストックロードが36.3倍、キミワクイーンが38.0倍、サイードが42.1倍、グランドラインが61.2倍、タガノフィナーレが85.4倍となっています。

2021年の夏競馬も残りわずかとなりました。8月最終週。ターフを射す残暑の中で繰り広げられる熱き重賞を、どうぞお楽しみください。

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