きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.8.26

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) 札幌記念&北九州記念

8月26日は、奥村 豊 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
先週は札幌競馬場で札幌記念(GⅡ)が、小倉競馬場では北九州記念(GIII)が行われました。覆面歌人の京雅さんから今週も和歌が届きました。果たして今週はどちらのレースを詠んだのでしょうか。是非、隠れたメッセージを読み解いてお楽しみください。(メッセージの答えは最後に)

札幌記念&北九州記念 京雅

北は顔
耐えて南と
いざ駿馬
攻めて鮮やか
にぎやかに勝つ

隠れたメッセージは「きたいせに おとめかつ → 期待背に 乙女勝つ」です。
北()は顔(
耐()えて南と(
い()ざ駿馬(
攻()めて鮮やか(
に()ぎやかに勝つ(


<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
白毛馬ソダシで沸いた札幌記念、熊本産馬初のJRA重賞制覇で歓声のあがった北九州記念。京雅さんはどちらの和歌を詠むのか楽しみにしていたところ、両レースを1つの和歌と隠れたメッセージで表現してくださいました。
北の地・北海道では、春競馬の顔として盛り上げてくれた白毛馬ソダシが活躍。初の古馬との対戦も問題なく、先行して勝負所で自ら仕掛けて鮮やかに攻め勝ちました。
南の小倉では、これまで重賞まであと一歩と耐えて耐えての競馬が続いていた熊本産馬のヨカヨカが待望の重賞制覇。こちらは好位で脚を溜めると、4コーナーで馬場の外目に持ち出して豪脚一閃。先頭でゴール板を駆け抜けると、九州産馬の重賞制覇を待ち望み小倉競馬場に集まったファンから歓声があがりました。
北も南も、ファンの期待の大きい牝馬(乙女)が勝利した週末。各競馬場とテレビの前から溢れるにぎやかな声が、コロナで暗くなりがちな日本列島に笑顔を届けたことでしょう。

京雅さんからは、ソダシとヨカヨカの馬名をそのまま隠れたメッセージに詠んだ和歌も届きました。こちらを最後にご紹介いたします。

札幌記念&北九州記念 京雅

読んでこそ
勝てるレースだ
よく制し
歓声の中
ともに牝馬勝つ

隠れたメッセージは「よかよかと そだしかつ → ヨカヨカと ソダシ勝つ」です。
読()んでこそ(
勝()てるレースだ(
よ()く制し(
歓()声の中(
と()もに牝馬勝つ(


次週もお楽しみに!!


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。昨年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。