きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2021.6.26 連覇か、連勝か、それとも悲願の制覇か

ようこそいらっしゃいませ。

今週で上半期の競馬も終わりを迎えます。無敗の皐月賞馬の誕生や、その皐月賞馬を破っての日本ダービー制覇。白毛のアイドルホースの桜花賞戴冠など、様々なドラマがありました。当協会会員では、（株）ダノックス様が、高松宮記念と安田記念、（有）サンデーレーシング様がＮＨＫマイルカップ、ヴィクトリアマイル、日本ダービー、と合計５つのＧI制し、また多くの会員ご愛馬がターフで躍動しました。
その上半期の締めくくりが、阪神競馬場で行われる宝塚記念(ＧI)。過去の優勝馬を紐解きつつ、今年の出走馬を紹介いたします。

宝塚記念連覇を目指すのはクロノジェネシス。昨年の宝塚記念では２着に1秒差の快勝。暮れの有馬記念(ＧI)も制して、春秋グランプリ制覇を達成しました。過去の優勝馬で、宝塚記念を連覇で優勝したのは、ゴールドシップのみ。史上２頭目の偉業となるのでしょうか。オーナーの（有）サンデーレーシング様はクロノジェネシスについて、「ドバイ遠征を終えてから放牧に出てフレッシュな状態で帰厩しました。態勢は十分に整っており、好勝負を期待します」とコメントをくださいました。

ＧI競走連勝を狙うは４歳牝馬レイパパレ。これまで一度も土がつくことなく無敗で駆け上がり、春の中距離王・大阪杯(ＧI)のタイトルを手に、宝塚記念に駒を進めました。前走でＧIを制した馬が連勝で宝塚記念を手にした過去の名馬にはディープインパクト、ヒシミラクル、テイエムオペラオーなどが該当します。

宝塚記念は、悲願の初ＧI制覇、というパターンが多いレースとしても有名。今年ではＧIで２着３回、３着１回のカレンブーケドールがこのパターンでしょう。悲願のＧI初制覇パターンの過去の優勝馬は、メジロライアン、サイレンススズカ、メイショウドトウなどが挙げられます。

今年の宝塚記念は、連覇か、連勝か、悲願か、それとも全く別の境遇を持つ馬がグランプリホースに輝くのか・・・見守るファンの手に汗握る姿が今から想像できます。

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