きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

閃光のスプリント戦・アイビスサマーダッシュ

7月24日は、北村宏司 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週から夏の新潟が開幕。新潟競馬場は平坦左回り、芝2000mをワンターンで駆け抜ける日本唯一の競馬場でもあり、その芝2000mでは新潟伝統の重賞・新潟記念(GIII)が第4回新潟8日(9月5日)に行われます。
そしてなんといっても新潟名物といえば、芝の直線1000mで行われるスプリント競走でしょう。春の新潟でも韋駄天ステークスをはじめとした直線1000mの特別競走は多く組まれていますが、今週日曜日に行われるアイビスサマーダッシュ(GIII)は直線競馬の総本山ともいえるレース。例年ですと、外枠いっぱいまで広がる競走馬の躍動する姿をファンの方が眼前に眺めることができるのですが、今年はコロナ対策のため、ファンの方は少し距離を取っての観戦となりそうな点が残念ではありますが、スピード自慢たちの筋骨隆々とした姿、ほとばしる熱気はテレビ画面越しでも感じていただけるでしょう。

一昨年の覇者、昨年2着のライオンボスが今年もこのアイビスサマーダッシュに出走。自身が挙げている6勝のすべてが1000m戦(ダートも含め)。そのうち4勝は新潟の直線競馬ということで、この舞台を大得意としている1頭です。オーナーの(有)和田牧場 様は「状態は良いと伺っています。一昨年は喜び、昨年は悔しさを感じ、今年はまた喜べると良いです。一昨年は副賞で新潟の名産品もいただいた記憶があり、優勝できた際は副賞も楽しみにしています」とお話くださいました。
3歳勢ではモントライゼが筆頭でしょうか。2歳時は京王杯2歳ステークス(GII)でタイトルを獲得した逸材。初の1000m戦、直線競馬のスピードに対応できるかが鍵となります。新潟での騎乗が比較的少ない川田将雅騎手を配するあたりにもこの舞台への本気度が伺えます。

当協会からはライオンボスの他にマイル重賞を2勝している久米田正明様のロジクライ、前走久しぶりの芝でのレースながら韋駄天ステークス3着と直線競馬への適応力を示した(株)ロードホースクラブ様のロードエースも出走します。50数秒で繰り広げられる閃光のスプリント戦、是非、お見逃しなく!!

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