きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

牝馬の時代

6月27日は、寺島良 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、阪神競馬場で宝塚記念が行われます。上半期G1の総決算です。
宝塚記念は1960年に創設されたレースで、今年で第62回目の歴史を数えます。

昨年はクロノジェネシスが優勝しました。京都記念を勝ち、大阪杯2着からの参戦となったクロノジェネシスは、稍重の馬場を直線早め先頭に立ちそこから後続を6馬身ちぎっての圧勝でした。秋華賞を勝ったものの、それまで牝馬の中では頭ひとつ抜け出せていなかった感じもあったクロノジェネシスでしたが、宝塚記念の勝利によって頭ひとつどころか牡馬も含めて最強馬の一角へと評価を高めました。秋には天皇賞(秋)3着から有馬記念を勝ち、2020年JRA賞特別賞にも選ばれています。

今年の宝塚記念は13頭の出走となりました。
過去10年1〜3着の枠順をみると
・1枠 : 1・1・3
・2枠 : 1・1・2
・3枠 : 0・1・1
・4枠 : 0・3・0
・5枠 : 0・2・0
・6枠 : 1・0・1
・7枠 : 0・2・1
・8枠 : 7・0・2
年齢別では
・4歳 : 3・1・6
・5歳 : 6・5・4
・6歳 : 1・3・0
・7歳 : 0・1・0
所属では
・関東馬 : 2・2・0
・関西馬 : 8・7・10
となっています。過去の勝ち馬はいずれも直線入り口では、好位につけての勝利でした。軸は、前に行ける馬、あるいは早め先頭に立ち押し切れる馬がよさそうです。

前日オッズでは、クロノジェネシスが2.1倍、レイパパレが3.4倍、カレンブーケドールが7.3倍、アリストテレスが8.6倍、キセキが14.0倍、モズベッロが20.9倍、ユニコーンライオンが21.8倍、ミスマンマミーアが51.2倍、カデナが64.0倍、メロディーレーンが84.5倍、シロニイが98.6倍、アドマイヤアルバが129.0倍、ワイプティアーズが136.5倍となっています。

連覇を狙うクロノジェネシスと無敗の大阪杯馬レイパパレが初激突。3番人気カレンブーケドールと、人気上位3頭がいずれも牝馬となりました。
昨年につづき、今年も牝馬の時代を象徴する結果となるのでしょうか。それとも牡馬が巻き返すでしょうか。

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