きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

クラシック3連発+ワン!

6月4日は、伴啓太 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今年の日本ダービーは、勝った馬・敗れた馬それぞれに見応えのある名勝負を演じてくれました。すべてのサラブレッドとホースマンのみなさんに感謝します。さて、今週は日本時間で今夜半にエプソムでスタートする英オークス、明日の英ダービー、日曜シャンティイの仏ダービーとクラシックは早くもクライマックスを迎えます。オークスは名門エイダン・オブライエン厩舎が送り込む評判馬サンタバーバラとディープインパクト産駒スノーフォール両馬が人気をリードしています。前者ムーア、後者デットーリの鞍上も魅力ですが、果たして人気通りに決着するのでしょうか?話は前後しますがオークスの2レース前の古馬G1コロネーションCも必見です。注目はアルアーシーというシーザスターズの超新星。G1初挑戦の上がり馬ですが、今季はG3といえども、ほぼ馬なりで圧勝続きの2連勝!胸を貸すのはジャパン、モーグルなどエイダン・オブライエン厩舎の実績馬で相手にとって不足なし!どこまで強いのか?ベールを脱ぐときがやって来ました。

ダービーもオブライエン厩舎のガリレオ産駒ボリショイバレーが抜けた人気を集めているようです。名伯楽オブライエン師は、群れをなす有力馬をフランスやアイルランドと使い分けてきました。この馬のいかにもガリレオ血統らしい着実な成長力に全幅の信頼を寄せているのでしょうね。ここへ来て人気急上昇させているジョンリーパーが日本のファンにとっても興味深く魅力ある惑星でしょう。母はライアン・ムーア騎手とともに日本のG1エリザベス女王杯を2年連続制覇した女傑スノーフェアリー。父がフランケルですから文句なしの良血馬です。今回は名手デットーリ騎手を鞍上に招聘しています。母譲りの勝負強さを披露してくれないでしょうか。

日曜の仏ダービーも話題満載で楽しみ一杯です。こちらも主役どころはエプソムと使い分けられたエイダン・オブライエン厩舎勢が張ります。セントマークスバシリカは高額な報奨金が付加される地元フランス繋養種牡馬シユーニ産駒で、仏2000ギニーに続いて二冠を目指します。ヴァンゴッホはアメリカンファラオ産駒ですが、2歳時にG1グランてリウムアンテルナシオンを勝っている仏遠征実績を武器に再びドーバー海峡を渡ります。ジョン・ゴスデン厩舎のデラブは未勝利を脱したばかりですが、6馬身半ちぎった勝ちっぷりに大物感を充満させ、半姉エネイブルとあっては期待は高まるばかりです。迎え撃つ地元勢はアガ・カーン殿下のマカロンの評判が高いようです。ここまで5戦4勝と底を見せず、とくにシャンティイは2戦2勝とオハコにしています。遠征の強敵相手に、鞍上スミヨン騎手ともども“ホームの利”を生かせるでしょうか?

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