きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

春の女王決定戦

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、東京競馬場で春の女王決定戦ヴィクトリアマイルが行われます。創設は2006年で、今年で16回目の歴史を数えます。それ以前、春の牝馬路線は現敵的でした。牝馬路線の拡充と牝馬の競走馬としての価値を高めるために創設されたのがヴィクトリアマイルです。

昨年は単勝1.4倍の圧倒的支持を集めたアーモンドアイが優勝しました。前年の有馬記念9着からの出走で、注目された年明け初戦は直線他馬をぶっちぎっての圧巻の勝利でした。

過去10年の1着から3着までの枠別成績で傾向を探ると、
1枠 : 0・0・3
2枠 : 2・1・3
3枠 : 2・0・1
4枠 : 0・2・0
5枠 : 0・3・0
6枠 : 3・0・0
7枠 : 2・1・1
8枠 : 1・3・2
となっています。枠順からは傾向がさぐりにくく、展開も直線外から一気の末脚で追い込んでくるケースもあれば、馬場内側から抜け出すケースもあり、枠順・展開ともに傾向がつかみにくいところがあります。

ヴィクトリアマイルは前年上位馬のリピーターの好走が多いレースとしても知られています。

2010年から2019年までの上位3頭と翌年の結果を並べてみると

【2010年 → 翌年の成績】
1着 ブエナビスタ → 2着
2着 ヒカルアマランサス → 未出走
3着 ニシノブルームーン → 未出走

【2011年 → 翌年の成績】
1着 アパパネ → 5着
2着 ブエナビスタ → 未出走
3着 レディアルバローザ → 9着

【2012年 → 翌年の成績】
1着 ホエールキャプチャ → 2着
2着 ドナウブルー → 3着
3着 マルセリーナ → 未出走

【2013年 → 翌年の成績】
1着 ヴィルシーナ → 1着
2着 ホエールキャプチャ → 4着
3着 マイネイサベル → 未出走

【2014年 → 翌年の成績】
1着 ヴィルシーナ → 未出走
2着 メイショウマンボ → 17着
3着 ストレイトガール → 1着

【2015年 → 翌年の成績】
1着 ストレイトガール → 1着
2着 ケイアイエレガント → 未出走
3着 ミナレット → 未出走

【2016年 → 翌年の成績】
1着 ストレイトガール → 未出走
2着 ミッキークイーン → 7着
3着 ショウナンパンドラ → 未出走

【2017年 → 翌年の成績】
1着 アドマイヤリード → 8着
2着 デンコウアンジュ → 12着
3着 ジュールポレール → 1着

【2018年 → 翌年の成績】
1着 ジュールポレール → 未出走
2着 リスグラシュー → 未出走
3着 レッドアヴァンセ → 未出走

【2019年 → 翌年の成績】
1着 ノームコア → 3着
2着 プリモシーン → 8着
3着 クロコスミア → 未出走

昨年の上位3頭は以下でした。
【2020年】
1着 アーモンドアイ
2着 サウンドキアラ
3着 ノームコア

昨年2着だったサウンドキアラは過去の傾向から抑えておいたほうがよさそうです。

土曜時点のオッズでは、グランアレグリアが1.5倍、レシステンシアが7.6倍、デゼルが10.5倍、マジックキャッスルが10.6倍、テルツェットが13.9倍、サウンドキアラが27.5倍、リアアメリアが42.8倍、マルターズディオサが44.7倍、ダノンファンタジーが49.7倍、スマイルカナが57.7倍、プールヴィルが70.0倍、シゲルピンクダイヤが80.5倍、ディアンドルが81.4倍、ランブリングアレーが82.9倍、クリスティが113.5倍、イベリスが161.4倍、レッドベルディエスが195.5倍、アフランシールが298.5倍となっています。

グランアレグリアに人気が集中しています。昨年、安田記念でアーモンドアイを撃破した東京1600mの舞台で、どのような走りを魅せてくれるでしょうか。注目が集まります。

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