きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

仁川で行われる天皇賞(春)

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日曜は阪神競馬場で天皇賞(春)が行われます。京都競馬場が改修工事中のため今年は阪神競馬場での開催です。1994年ビワハヤヒデが優勝した年以来、27年ぶりの仁川で行われる伝統の一戦となりました。

昨年はフィエールマンが優勝しました。前年凱旋門賞から有馬記念と大舞台を走り、じっくり休養を挟んで挑んだフィエールマンは、中団追走から前をゆくスティッフェリオをゴール直前ハナ差交わしての優勝でした。フィエールマンは前年につづき史上5頭目の同レース連覇を達成となりました。

今年の天皇賞(春)は17頭の出走となりました。
前日オッズでは、ディープボンドが3.8倍、アリストテレスが4.1倍、ワールドプレミアが5.8倍、ディアスティマが8.0倍、カレンブーケドールが8.6倍、オーソリティが11.8倍、ユーキャンスマイルが13.0倍、ウインマリリンが20.2倍、ディバインフォースが39.8倍、オセアグレイトが41.3倍、ナムラドノヴァンが60.8倍、マカヒキが67.8倍、メイショウテンゲンが84.4倍、ゴーストが88.6倍、メロディーレーンが99.4倍、ジャコマルが102.7倍、シロニイが108.5倍となっています。

過去10年の天皇賞(春)の枠順傾向を探ると、
1枠 : 4・1・1
2枠 : 1・1・1
3枠 : 1・1・1
4枠 : 1・1・3
5枠 : 0・1・0
6枠 : 1・2・2
7枠 : 1・2・1
8枠 : 1・1・1
となっています。ただし今年は阪神競馬場での開催ですから、あくまでも参考までになります。今年2月に阪神競馬場芝3200mの舞台で松籟ステークスが行われました。そのときは8枠に入ったディアスティマが逃げ切り優勝、2着に2番手につけた3枠タイセイモナーク、3着は中団から追い上げた3枠シルヴァーソニックが入っています。

脚質では、中団から前で進めた馬が結果を残しています。過去連対した馬の前走は重賞レースからの出走でした。
例年人気馬が連に絡む傾向がありますが、ときに低評価の馬が好走して穴をあけるケースがあります。人気薄の馬で好走した馬をあげると、昨年のスティッフェリオ(11番人気)、2019年パフォーマプロミス(8番人気)、2016年カレンミロティック(13番人気)、2015年カレンミロティック(10番人気)、2014年ホッコーブレーヴ(12番人気)、2012年ビートブラック(14番人気)がいます。多くは重賞での実績が過去にあった馬でした。穴馬を探すのであれば近走凡走で人気を落としている実績馬を狙うのがおもしろそうです。

今年は阪神競馬場での開催で、過去データが使えないレースです。
傾向未知数のレースで長距離頂点に立つのはどの馬でしょうか。

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