きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話
歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) クイーンエリザベス2世カップ&マイラーズカップ
先週は国内外で当協会会員のご愛馬が活躍。香港のクイーンエリザベス2世カップ(GI)ではDMMドリームクラブ(株)様のラヴズオンリーユーが、日曜日の阪神競馬場・マイラーズカップ(GII)では(有)サンデーレーシング様のケイデンスコールが優勝しました。覆面歌人の京雅さんからは、この2競走の和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)
クイーンエリザベス2世カップ 京雅
あっと上げ
いま行け一気
今度こそ
名馬快勝
天賦の脚だ
隠れたメッセージは「あいこめて げきそうだ → 愛込めて 激走だ」です。
あ(あ)っと上げ(げ)
い(い)ま行け一気(き)
今(こ)度こそ(そ)
名(め)馬快勝(う)
天(て)賦の脚だ(だ)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
日曜日に行われた香港のクイーンエリザベス2世カップでラヴズオンリーユーが見事に勝利を飾りました。
デアリングタクトなど日本の強豪馬が香港の地で激突したレース。ラヴズオンリーユーは4コーナーからポジションを上げ、「今だ、行け!」と地元・香港のC.ホー騎手に促されると加速。ドバイから香港へと異国の地を旅してきたラヴズオンリーユーが“今度こそ”脚を伸ばし、快勝しました。
調整の難しい海外遠征を連戦し、結果を出すのは至難の業。異国に送り出してくれたオーナー、調整をしたトレーナーや厩務員、全ての関係者に愛を込めてラヴズオンリーユー(馬名の由来は「みんなへの愛を込めて」)が激走しました。
マイラーズカップ 京雅
しかとはや
悠々流す
やれ攻めだ
繰り出すハナへ
出番が来たと
隠れたメッセージは「しゆやくで やすだへと → 主役で 安田へと」です。
し(し)かとはや(や)
悠(ゅ)々流す(す)
や(や)れ攻めだ(だ)
繰(く)り出すハナへ(へ)
出(で)番が来たと(と)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
今年は中京競馬場で行われた京都金杯(GⅢ)を制して、幸先よくスタートを切ったケイデンスコール。前走は右回りの中山競馬場でも結果を出し、更なる成長を見せつけると、今回、右回りを完全に克服する快走。最後は悠々と流す余裕を見せるほど鋭くハナへ抜け出しました。
主役として臨むことになるであろう安田記念(GI)は得意の左回り。“ついにGI制覇の出番だ!”と馬自身も気合十分といったところではないでしょうか。
今週からGI戦線が続きます。無観客の中での開催という点は残念ですが、熱い戦いを見届けましょう!
※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。
※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。昨年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。
クイーンエリザベス2世カップ 京雅
あっと上げ
いま行け一気
今度こそ
名馬快勝
天賦の脚だ
隠れたメッセージは「あいこめて げきそうだ → 愛込めて 激走だ」です。
あ(あ)っと上げ(げ)
い(い)ま行け一気(き)
今(こ)度こそ(そ)
名(め)馬快勝(う)
天(て)賦の脚だ(だ)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
日曜日に行われた香港のクイーンエリザベス2世カップでラヴズオンリーユーが見事に勝利を飾りました。
デアリングタクトなど日本の強豪馬が香港の地で激突したレース。ラヴズオンリーユーは4コーナーからポジションを上げ、「今だ、行け!」と地元・香港のC.ホー騎手に促されると加速。ドバイから香港へと異国の地を旅してきたラヴズオンリーユーが“今度こそ”脚を伸ばし、快勝しました。
調整の難しい海外遠征を連戦し、結果を出すのは至難の業。異国に送り出してくれたオーナー、調整をしたトレーナーや厩務員、全ての関係者に愛を込めてラヴズオンリーユー(馬名の由来は「みんなへの愛を込めて」)が激走しました。
マイラーズカップ 京雅
しかとはや
悠々流す
やれ攻めだ
繰り出すハナへ
出番が来たと
隠れたメッセージは「しゆやくで やすだへと → 主役で 安田へと」です。
し(し)かとはや(や)
悠(ゅ)々流す(す)
や(や)れ攻めだ(だ)
繰(く)り出すハナへ(へ)
出(で)番が来たと(と)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
今年は中京競馬場で行われた京都金杯(GⅢ)を制して、幸先よくスタートを切ったケイデンスコール。前走は右回りの中山競馬場でも結果を出し、更なる成長を見せつけると、今回、右回りを完全に克服する快走。最後は悠々と流す余裕を見せるほど鋭くハナへ抜け出しました。
主役として臨むことになるであろう安田記念(GI)は得意の左回り。“ついにGI制覇の出番だ!”と馬自身も気合十分といったところではないでしょうか。
今週からGI戦線が続きます。無観客の中での開催という点は残念ですが、熱い戦いを見届けましょう!
※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。
※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。昨年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。